スマートフォンの性能を知るにはベンチマークアプリを使って測定する必要があり、中国のベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark(安兔兔评测)」はCPUやGPUだけではなくユーザー体験を含めたスマートフォンの総合的な性能を測定できるベンチマークアプリです。AnTuTu BenchmarkはAndroid・iOS・Windows・Linux版がリリースされており、Android版は3種類、Windows版はArm用含めて2種類あります。このAndroid版はiOS版よりも機能が充実しています。

AnTuTu Benchmark - Know Your Android Better

https://www.antutu.com/en/index.htm



iOS版のAnTuTu Benchmarkの使い方は以下を読むとわかります。

CPU・GPU・メモリ・ユーザー体験などスマートフォンの総合的な性能を数値化して測定できるベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」iOS版の使い方まとめ - GIGAZINE



AnTuTu Benchmark Androidの「Download」をクリックします。AnTuTu BenchmarkのAndroid版は3Dベンチマークだけが「AnTuTu 3D Benchmark」という別アプリになっているので、「Download 3D」もクリックしてインストールしておくと楽です。



「有害なファイルの可能性があります」と表示されますが、「ダウンロードを続行」をタップ。



apkファイルがダウンロードされるので、ダウンロード一覧からタップします。



今回はChromeでapkファイルをダウンロードしたところ、「セキュリティ上の理由から、お使いのスマートフォンでは現在、この提供元からの不明なアプリをインストールすることはできません。これは[設定]で変更できます」と表示されました。「設定」をタップ。



「不明なアプリのインストール」の設定画面が表示されるので、「この提供元のアプリを許可」のスイッチをタップします。



スイッチをオンにすると、インストール画面が表示されるので、「インストール」をタップ。これでインストール完了です。



インストールしたAnTuTu Benchmarkを起動すると、「Welcome to use AnTuTu Benchmark」というメッセージが表示されます。使用規約とプライバシーポリシーへの同意を求められるので、「同意する」をタップします。



これでAnTuTu Benchmarkのインストールは完了。AnTuTu 3D Benchmarkも同様の手順でインストールします。「AnTuTu Benchmark」のアイコンをタップして起動します。



AnTuTu Benchmarkのトップ画面はこんな感じ。「今すぐテスト」をタップします。



最初に行われるのは「GPU」のベンチマーク。AnTuTu 3D Benchmarkが起動します。



最初にプリレンダリングされたムービーが再生されます。



Vulkanを使ったリアルタイムレンダリング



「MEM」ではRAM(メモリ)のレイテンシやROM(ストレージ)のシーケンシャル読み書き、ランダムアクセスの速度が計測されます。



「CPU」は算術演算や共通アルゴリズム、マルチコアパフォーマンステストを通じてCPUのパフォーマンスが総合的に評価されます。



「UX(ユーザー体験)」では画面の表示速度やアプリの切り替え、応答性などの日常的な操作性を測定。



ブラウザによるウェブサイトやSNSの表示やスクロールをチェック。



画像編集



QRコードの読み取り



動画の編集やエンコーディング



すべてが終わったら、数値が表示されます。CPU・GPU・MEM・UXの4つのスコアの合計値が、総合点として表示されます。今回はPixel 10 Pro XLでベンチマークを行いましたが、合計点は140万2677ポイント。内訳を見るとGPUが0点になっています。



内訳は各項目をタップすると展開され、見ることができます。CPUはこんな感じ。



GPUでは、全項目が「非対応」となっています。これはPixel 10シリーズのGPUであるPowerVR DXTのドライバがVulkan 1.4に非対応という問題が影響している模様。



MEMは24万6000点で、各項目は以下の通り。



UXはこんな感じ。



さらに、ベンチマーク結果の下にはベンチマーク中の温度変化がグラフで表示されました。「詳細」をタップ。



すると、温度やバッテリーのリアルタイム監視モニターにアクセスできました。



「CPU」のタブをタップすると、CPU温度の推移がグラフで表示されます。



CPUのコア毎のグラフも見ることができました。



ハードウェア詳細では、ベンチマークを行ったデバイスのディスプレイ、カメラ性能、バッテリー容量が表示されます。「すべて見る」をタップ。



ハードウェアに関するより詳しい情報が表示されます。



ストレージの欄にある「テスト」をタップすると、ストレージの読み書きテストを行えます。



「今すぐテスト」をタップ。



ストレージのシーケンシャル読み込み速度、シーケンシャル書き込み速度、ランダムアクセス速度などをチェックできます。



トップ画面下部の「ランク」タブで、AnTuTu Benchmarkのスコアランキングを見ることができます。Android版では、iOS版と違ってランキングの項目が充実しています。今回は「Android Performance」を選択。



すると、Android端末でのAnTuTu Benchmarkの総合点ランキングが表示されます。



他にもSoCでのランキングやAI関連のランキングを見ることができました。



続いては、AnTuTuシリーズのAIベンチマークアプリとしてAndroid版のみリリースされている「AITuTu Benchmark」を使っていきます。

<つづく>