気象予報士、全国的高温傾向を解説 「春の嵐による影響も」

気象予報士の松浦悠真氏が、「【高温】寒の戻りはあるも全国的に高温傾向！ 最新１ヶ月予報」と題した動画を配信。今後1ヶ月の日本全国の気温と降水量の傾向について解説しました。松浦氏は、「北ほど高温傾向が強く、特に北海道でその確率が60%に達しています」と述べ、気温の上昇が北日本を中心に顕著であることを指摘しました。しかし、期間前半において気温は変動しやすいため注意が必要だと語りました。

松浦氏は、今回の高温傾向の根拠として、偏西風の蛇行やシベリアの影響を挙げ、「特に北日本では南からの暖かい空気の影響を受けやすく、高温になりやすい」と説明しました。一方で、降水量に関しては北日本と南西諸島でやや増加する傾向が見られるとのことです。また、特に日本の東側では高気圧性循環が強まっており、南西の風が入りやすくなるため、これも高温の一因となっていると詳しく解説しました。

動画の中では、今後の気象予報の不確実性についても触れ、「北極振動の変動により強い寒の戻りが発生する可能性もある」とし、特に週ごとの変動に注意を促しました。松浦氏は、気温変動が大きくなりやすく「春の嵐による雨や雪の増加、南風による気温上昇には特に注意が必要」と述べ、視聴者に今後の天気予報に注視するよう呼びかけました。

動画の締めくくりには、「マニアック天気では、より詳細な天気の解説を行っています。メンバー限定でさらにマニアックな情報も提供していますので、興味がある方はメンバーシップへの加入を検討してください」と、視聴者に対するサービス拡充を提案しました。