新加入選手のなかで唯一の下部組織からのトップ昇格となった。川崎フロンターレDF土屋櫂大(←川崎F U-18)は18日の新体制発表会を終えて「自分自身プロでも通用すると思っている部分や自信もある。だけど、それ以上に足りないところが本当に多いので、少しでも早くピッチに立てるようにがんばりたい」と意気込みを語った。

 川崎フロンターレU-18のキャプテンは、多くのDFリーダーを生み出したトップチームでさらなる成長を目指す。「昨年は怪我もあって半年以上離脱していた期間もあった」(土屋)。昇格が決まるまでは他の選択肢も模索し、「大学を探していたなかでトップチームに声をかけてもらった」と振り返った。

 喜びとともに「本当にまだまだこれからだなという思いがあるので、まだスタート地点に立っただけ」と自らを戒める。昨年1月の沖縄キャンプでは当初前半のみの参加だったというが、パフォーマンスが評価されて全日程に帯同。だが、土屋本人は「日々ほかの選手に自分の現状を思い知らされる。自分がまだまだ未熟だと感じる日々が続いている」と実力不足を痛感した。

 強化部からは満場一致で昇格に至ったという。新体制発表会では「高校卒業時の完成度は高井幸大以上」と紹介され、土屋は恐縮の苦笑い。それでも、A代表まで上り詰めた先輩への意識ものぞかせる。「U-20W杯から五輪代表に選ばれてA代表に行っている。すばらしいお手本になる方がいる」とその背中を追うつもりだ。

 自身も2028年ロサンゼルスオリンピック世代であり、来月に中国で行われるU20アジアカップに出場するU-20日本代表候補でもある。「当然選ばれるかわからないし、まずはこのチームのキャンプで結果を残すことが大事。その後に代表活動という結果がついてこればいい。まずはフロンターレでアピールしていかなければ」。最高のプロ初年度にするためにも、今はひたすら研鑽を続けていく。

(取材・文 石川祐介)