Googleがインドで独占禁止法違反の調査対象に、理由は「開発者に課す手数料が高すぎる」

インドの独占禁止法取締当局であるインド競争委員会(CCI)が、Googleがアプリ開発者に30%という手数料を課すことは過剰な価格設定であるとして、Googleへの調査が必要であるという見解を示したことが報じられています。インドのアプリ開発者や業界団体からの苦情を受けて出されたものです。
Competition Commission of India, Government of India
India orders antitrust probe into Google’s app store billing practices | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/03/15/india-orders-antitrust-probe-into-google-app-store-practices/

Start-up showdown: CCI launches probe into Google’s Play Store Billing policy, excessive pricing - The Hindu BusinessLine
https://www.thehindubusinessline.com/economy/start-up-showdown-cci-lauかnches-probe-into-googles-play-store-billing-policy-excessive-pricing/article67955187.ece

Googleは2024年2月末に、「インド企業がGoogleの請求ポリシーを一貫して順守していない」として、インド向けのGoogle Playストアから数十個の人気アプリを削除しました。その後、Googleはアプリを復元したものの、インドの開発者や企業がCCIに苦情を申し入れていました。
この苦情を受けて、CCIは「アプリ開発者がGoogle Playストアに完全に依存していることを考えると、Googleが請求する10%〜30%の手数料そのものは不公平であるように思われる」と判断し、Googleが日本の独禁法に相当する2002年競争法の規定に違反しており、詳細な調査を行うように命令を下しました。
さらにCCIは、Google Playストアで同様の機能を利用しているにもかかわらず、デジタル商品やサービスを提供するアプリと物理的な商品やサービスを提供するアプリで手数料には一貫性がなく、Googleが不合理で差別的な方法で請求ポリシーを実施していると指摘しています。

by Yuri Samoilov
CCIは、Googleの支配的な立場を利用した不公正で差別的な商慣行が、インドのモバイルアプリ市場の競争を歪めている恐れがあると警告し、60日以内に詳細な調査結果の報告を求めています。
Googleは「CCIは以前にも、2020年から2022年にかけてGoogleの手数料を詳細に調査しましたが、違法性は見つからなかったと結論付けました。私たちはインド現地の法律や規制を順守するというコミットメントを誠実に受け止めており、あらゆる方法でそのプロセスに協力するつもりです」とコメントしました。
CCIに苦情を申し入れた企業の1つであるKuku FMの共同創設者兼CEOのラル・チャンド・ビス氏は「Googleは企業にとって最も邪悪な企業です。インドのスタートアップ・システムは完全に彼らにコントロールされています。(中略)私たちのエコシステムがGoogleにコントロールされるのであれば、私たちは決して安全に活動できないでしょう。私たちはインド政府にスタートアップのエコシステムを救うべく介入することを求めています」と述べています。
Google is the most evil company for businesses. Our Indian startup system is completely controlled by them.
Google delisted us in 2019 for 25 days without pre-notifying us. Worst days ever. Just imagine the atmosphere where the team is working daily in the office and there is no…— Lal Chand Bisu (@lcbisu) March 1, 2024
