J1残留へ重要な一戦は「自分のところが一番大事」。キム・ミンテが京都戦の鍵を握る「ロングボールや背後への対応は自信がある」【湘南】
今季の前回対戦では、0−2で敗れている。敗因はロングボールへの対応に苦しんだ面が大きいと言えるだろう。
チームの中で長身の部類に入る大岩一貴(183センチ)、山本脩斗(180センチ)、杉岡大暉(182センチ)の3バックで挑んだが、相手FWのパトリック(189センチ)や木下康介(190センチ)、山粼凌吾(187センチ)に悪戦苦闘。もちろん空中戦だけが悪かったわけではないが、簡単に前線で起点を作られ、ラインを押し下げられてしまった印象だ。
湘南にハイプレスをかけさせないために、相手がロングボールを蹴ってくるわけだが、その戦術に対して強さを見せれば、相手のプランは崩れる。以前、池田昌生が「後ろの選手が跳ね返してくれると、僕らも前から行きやすい」と語っていたが、最終ラインが90分間を通して安定し続ければ、前線の選手はプレスをかけやすくなるのだ。
【PHOTO】白熱した神奈川ダービー!湘南ベルマーレサポーターの声援が、ホーム国立競技場に響き渡る!
ロングボール対策の鍵を握るのが、夏に加入したキム・ミンテだ。187センチの長身と屈強なフィジカルで相手FWとの空中戦にことごとく競り勝てば、最終ラインを的確に統率。ビルドアップでも欠かせない存在になりつつある背番号47は、次節の相手、京都の印象を次のように明かす。
「湘南と同じく強度があるチームですが、うちよりもヤマくん(山粼)やパトリックら高さのあるフォワードが多いです。また、豊川(雄太)選手など、違ったタイプの選手が背後を狙ってくる。前線のタレントを活かすために、シンプルに戦ってくるはずです」
前半戦にチームとして苦しめられていたロングボールへの対応にも自信を見せる。
「京都は前に特長のある選手が多いですが、ロングボールや背後への対応は自信があるので、いつも通りのパフォーマンスを出せるように良い準備をしたい。自分が個で勝てれば、味方に自信をもたらせるとも思いますし、スムーズに試合を進められると思うので、自分のところが一番大事だと思ってしっかりとやりたいです」
キム・ミンテの加入で、シーズン前半戦とは違ったチームに進化している。J1残留へ向けた重要な一戦で勝利を収められるかは、新ディフェンスリーダーの出来にかかっていると言えそうだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
