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オートサロンの常連さん MTGとは

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

MTG(宮城トヨタグループ)は、その名のとおり宮城県において、トヨタ、レクサス、VW、ダイハツのカーディーラーをはじめ、フォークリフトなどの産業用車両販売に伴う物流ソリューションや、レンタカー/カーリースなど、クルマに関わる事業を幅広く展開している。

【画像】宮城トヨタ「クラウン・クロス」「シエンタ・クロス」【アウトドア派に】 全59枚

東京オートサロンには、2011年から出展している。


MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)    AUTOCAR JAPAN

現社長の後藤 誠氏が若い頃からカスタマイズが好きで、ディーラーでも対応できる(点検・車検などを問題なくクリアできる)レベルのカスタマイズをディーラーで展開するようになったという。

カスタマイズに関しては、パーツの販売・取付けだけでなく、カスタマイズモデルの中古車販売なども行う。

ランドクルーザーやハイラックスなどのRV系のモデルが多いが、プリウスや86なども手がけている。コンパクト・ミニバンの「シエンタ」では、先代のカスタマイズモデルを2020年の東京オートサロンに出展していた。

今回は、昨年8月にフルモデルチェンジされて人気を集めている、新型シエンタのカスタマイズモデルを出展した形だ。

その名も「MTGシエンタ・クロス2023」。

ディーラーの名のもとで どうカスタム?

コンセプトは「アウトドアシーンに、ちょっとしたドライブに、“荒れた路面も気にせずラフに使える”家族の一員として愛されるクルマ」を目指している。

なぜ、シエンタか?


MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)    AUTOCAR JAPAN

シエンタは宮城県にあるトヨタ自動車 東日本の宮城大衡工場で製造されており、メイド in 宮城のシエンタでカスタマイズモデルを、という思いがあったようだ。

ディーラーでも対応できるクルマが前提だから、パワートレインはノーマルのまま。今回は、インテリアもノーマルのままだ。

それでも、TEINとコラボして開発したサスペンション(スプリング)を装着して、車高(最低地上高)を1インチ(約2.5cm)アップ。185/60R16サイズのヨコハマ・ジオランダーG016 X-ATタイヤを、ウェッズのMAD VANCE 06というホイールに履いて、ラフロードでの走行性能を高めている。

エクステリアでは、ボンネットにカーボン調のプロテクションフィルムを貼り、バックアップデザイン製のフェンダーガーニッシュを装着。オリジナルのサイドプロテクションモールとの一体感を見せている。

ルーフにはPIAA製のルーフキャリアとカーメイト製のベースラックを取付け、アウトドアレジャーを楽しむためのアイテムを満載できるのだ。

サイドやリアなどに貼られたデカール類は、純正アクセサリーを流用しているが、なかなか良いセンスでまとめられていた。

最低地上高/販売について

ノーマルのシエンタの最低地上高は、2WDで145mm、4WDで130mmだから、このサスペンションを装着すると約165〜170mmとなる。

これだけの差でも、キャンプ場などへ向かうときのちょっとしたラフロードを走りやすくなることは間違いない。


MTGシエンタ・クロス2023(東京オートサロン2023)    AUTOCAR JAPAN

フェンダーガーニッシュなど、一部のパーツは試作品なのだが、宮城トヨタでは「市販化を目指して」開発を進めている。

“ミニバンをSUVテイストで”という、いわゆる(本当の意味での)クロスオーバー的なモデルは、最近メーカーからも登場しており、1つのトレンドとなっている。

人気の高いモデルだから、あと半年くらいすると、いたるところで新型シエンタを見かけるようになるかもしれない。他人と同じクルマには乗りたくない!と思っている新型オーナー(および予備軍)で、アウトドアレジャーを楽しむのが好きなら、このシエンタ・クロスは狙い目かもしれない。

なお、宮城トヨタでは、新型クラウン・クロスオーバーのカスタマイズモデル「MTGクラウン・クロス2023」も出展していた。

こちらは「長距離移動をより安全に」がコンセプト。ブレンボ製ブレーキにレイズのホイール、ボンネットのカーボン調フィルムにキャリアなどの装着と、少し控えめだが、効果的なカスタマイズと言えそうだ。