ウクライナで戦死した曽聖光さん=facebook.com/jayjonathan.tsengから

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(イスタンブール中央社)ウクライナ最高会議(議会)のオレクサンドル・メレシュコ外交委員会議長は、ウクライナの義勇兵としてロシアとの戦闘に参加して戦死した台湾人の曽聖光さんに哀悼の意を表した。現地入りを希望している遺族への支援について話し合っていることを明かし、曽さんの肉親に「彼を勇敢な正義の人に育ててくれたことへの感謝」を伝えたいと話した。

曽さんは東部・花蓮の台湾原住民(先住民)族アミ族出身。25歳になったばかりだった。陸軍に5年間在籍した経歴を持つ曽さんは9月初めに現地の歩兵部隊に参加。今月2日、ウクライナ東部ルハンシク州でのロシア軍との戦闘中に負傷し、出血多量で死亡した。

曽さんの妻は4日、中央社の取材に対し、自身と曽さんの母親、姉の3人が現地入りを希望していると明かした。

台湾友好グループのトップを兼務するメレシュコ氏は中央社の取材に対し、曽さんの妻ら3人の来訪を歓迎する意向を示し、遺族の到着後にどのような支援を提供できるか仲間と話し合いを始めていると説明。「遺族のウクライナ訪問は、われわれにとって非常に重要」だと述べた。

また曽さんについて「台湾人とウクライナ人の手本となり、自由のために戦い続ける力をくれた」とたたえた。

(鍾佑貞/編集:名切千絵)