トロフィとSRIXONが恒例となった?(撮影:ALBA)

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ダンロップの新ドライバー勢が強すぎる。9月の中旬にツアーに配布されてから「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の尾関彩美悠を皮切りに「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の山下美夢有、「日本女子オープン」の勝みなみ、そして先週の「スタンレーレディスホンダ」の小祝さくらと新ドライバーを使用している異なる4人が優勝。ローンチ後の勝率はなんと100%だ。
優勝者は全員実力者とはいえ、ここまでくれば性能がいいことは間違いない。だが、担当者は「まだ情報は言えないんです」と口を閉ざす。ソール部分には『ZX●(5か7)』の名の横に『MKII』と入っているが「この呼び方すら言えないんですよ」(担当者)とそのテクノロジーはベールに包まれている。
だが、1つ言えるのはここまで多くの選手が“シーズン中”にドライバーを替えるのはとても珍しいことだということ。それも女子だけではない。男子はもちろん、海の向こうでは松山英樹も使用したのだ。
では、使用する選手たちは替えた理由と新ドライバーについて何と言っているのか。それぞれのコメントを紹介しよう。
■尾関彩美悠
「シャフトとヘッドを一気にガラッと替えて曲がりが減りました。私はドローヒッターで左へのミスが多かったですが、それが収まったかな」
■山下美夢有
「練習からトラックマンで測ってデータは見てたんですけど、一番データが良くて。コースでも前のドライバーと今新しく使っているドライバーで2球打ってトータルして見て、ミート率も今の新しいほうが良くて風にも強かったので、使おうと思いました」
■勝みなみ
「飛距離がちょっと伸びたような気がします。トータル5ヤードくらいですが、風のなかでも球の強さが全然違うような気がします。新しいドライバーの方が強いなぁと感じました。飛距離も出てますし、ランも出てくれるのでそこはやっぱり有利かな」
■小祝さくら
「すごいよくて、形もいいんですけど、見た目が。素材も変わってかっこよくなったのと、飛距離もちょっと伸びた気がしますね」
もちろん、それぞれがいい部分について話しているのが各選手に合わせた調整を施していることもあってバラバラに近い内容だ。ということで単刀直入に小祝に『なぜ4連勝できているのか』をぶつけてみた。
「構えやすさもすごくあって、トータルしていいところがたくさんあるなっていう感じがします」
天然の小祝らしくない、といったら失礼だが、それだけ様々な部分が前回のモデルからブラッシュアップされているということだろう。それが『トータルしていいところがたくさんある』につながる。それ以上に気になったのが『構えやすさ』の部分だ。
今回のモデルはマット加工されている。ソールだけでなく、クラウンもマット調になっており、これが小祝のいう「見た目がいい。素材も変わってかっこよくなった」という構えやすさにつながっている部分ではないだろうか。
プロやアマチュアから厚い信頼を受けるスタジオCGAのクラフトマン・山崎康寛氏も今回の新ドライバーについて「いい顔してます。小ぶりに見えて、トゥからヒールのバランスもいいし、真っ直ぐ構え易い感じがしますね。クラウンの線(模様)が面長に見えなくしてて、コントロールし易い感じも出てますね」と見た目の良さを評価している。
女子ツアーの流れを一気に変えたダンロップの新ドライバー。だが、ほかのメーカーがこのまま黙ってみているということはないだろう。PINGの新ドライバーも「スタンレーレディスホンダ」でツアー配布を開始、バッグインした鈴木愛がトップ10に入り早々に結果を出した。ダンロップの連勝はまだ続くのか、他メーカーの逆襲が始まるのか。そして新ドライバーはどんな性能なのか。まずは情報解禁を待ちたい。
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