事業は急拡大、年売上高は100億円を超えていた

 既報(8月1日)、(株)グッドビリーヴ(TDB企業コード:582234226、資本金1000万円、登記面=大阪府高槻市上田辺町7−17、代表小野良信氏)など4社は、8月15日に大阪地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は宮崎裕二弁護士(大阪市北区西天満2−6−8堂ビル211、宮崎法律事務所、電話06−6363−1678)。

 (株)グッドビリーヴは2004年(平成16年)1月に設立した運送取次業者。顧客の物流全般を包括的に請け負う3PL(サードパーティーロジスティクス)事業者として、西日本エリアを主体とした全国の食品スーパーやディスカウントストア、食品商社、食品メーカーなど食品関連企業を主要顧客に掴み、商品運送から保管、ロケーション管理、ピッキング作業、食品加工などの物流関連業務を受託していた。東北から九州地域にかけて15以上の物流センターを整備して業容を拡大し、2017年12月期は年収入高約105億2600万円(当社公表による)を計上した。

 その間、(株)グッドビリーヴホールディングス(TDB企業コード:922017161、資本金1000万円、同住所、同代表)を筆頭とする持ち株会社制へ移行し、2018年には同業者を買収するなどグループとして事業拡大を推進していたが、過剰な有利子負債を抱えるなか、2019年に入り取引金融機関との追加資金調達交渉が難航し、急速に資金繰りが悪化。同年10月には取引金融機関に対して返済猶予(リスケジュール)を要請していた。

粉飾決算が発覚し信用が失墜していた
 さらに、その交渉過程で過年度における粉飾決算が発覚。信用が失墜し、再建に向けた事業計画を提示したものの、金融機関からの同意を得られず、一部金融機関が債権をサービサーに売却するなどの動きが相次いだ。その後も業務面においても取引解消の動きも相次ぎ、業容縮小を余儀なくされていた。

 近時も新型コロナウイルスの影響により赤字決算から脱却できず、昨今の原油価格高騰などの事業環境悪化の影響もあって再建の見通しが立たなくなり、7月31日に事業を停止していた。

 なお、グループ会社の(株)グッドビリーヴホールディングス、(株)ウィズキャリア(TDB企業コード:474020161、資本金5000万円、登記面=大阪府摂津市鳥飼中3−7−11、同代表)、(株)GBコールドライン(TDB企業コード:863021859、資本金2000万円、登記面=大阪府摂津市鳥飼中3−7−11、代表関靖彦氏)も同日、破産手続き開始決定を受けている。

 負債は、グッドビリーヴが約57億8900万円、グッドビリーヴホールディングスが約21億8000万円、ウィズキャリアが約4500万円(直近決算期末時点)、GBコールドラインが約2億5800万円。4社合計で約82億7200万円だが、今後、変動する可能性がある。