イギリスのAmazonが、これまで配達に使用してきた数千台のトラックを電動自転車に置き換えるプロジェクトを発表しました。このプロジェクトで、Amazonは2030年までに配達に使用する移動体の50%をカーボンニュートラルにするという目標を掲げています。

Amazon launches first fleet of e-cargo bikes in the UK

https://www.aboutamazon.co.uk/news/sustainability/amazon-launches-first-fleet-of-e-cargo-bikes-in-the-uk

Amazon is using electric cargo bikes that look like mini-trucks to make deliveries in the UK - The Verge

https://www.theverge.com/2022/7/4/23194412/amazon-ebike-walking-delivery-london-hub

Amazonは電動自転車を配達用の移動体として活用する計画を発表しました。まずはイギリスのロンドンにある特別区・ハックニーで、電動トラックや電動自転車の利用をスタートし、これらを使って年間100万個の荷物を顧客に届けることを目指しています。Amazonによると、まずは従来のトラックによる配達のうち数千件が、電動自転車での配達に置き換えられることになるとのこと。

なお、Amazonによるカーボンニュートラルへの取り組みは、ロンドンに設けられている超低排出ゾーンの10分の1以下に当たるエリアでのみ行われます。このゾーンでは、一定の排ガス規制を満たしていない車両に対して通行料の支払い義務を課していますが、電気自動車および電動自転車が料金を請求されることはありません。

Amazonが利用する電動自転車は、前にカバー、後ろに荷物を収納するための荷台が設けられたもので、見た目はピザのデリバリーバイクのよう。この種の「電動自転車をミニトラックに見えるよう設計した配達用の移動体」は、環境への配慮を続ける配送会社の間でますます人気が高まっているそうです。

Amazonは今後数カ月で電動自転車の利用エリアを拡大していくことを計画しているとしています。Amazonはすでにイギリスで1000台の電動トラックを運用しており、2022年後半にはアメリカでもリヴィアン製の新しい電動バンを導入する予定です。

配送での電動自転車の活用はますます広がっており、FedExはロンドンで電動自転車を活用しており、ドミノピザは電動自転車を用いた配達サービスのRad Power Bikesと提携していくつかの都市でピザの配達を実施しています。他にも、UPSやDPDといった配送会社が電動自転車を活用しており、アメリカのニューヨークでは食品配達を行うドライバーのほとんどが電動自転車を利用しているとのことです。

なお、日本でもヤマトホールディングスが2020年11月から千葉県市川市で3輪の電動自転車を用いた集配の実証実験を開始しています。

「運転免許不要」「CO₂排出ゼロ※」「荷物格納BOX着脱可能」な次世代集配モビリティを活用した集配の実証実験を開始 | ヤマトホールディングス株式会社

https://www.yamato-hd.co.jp/news/2020/20201113.html