日本科学未来館ドームシアター最新作は小惑星探査機「はやぶさ2」と開発を手がけた人達の熱い挑戦を描く「INHERIT(継承)」
同作品のテーマは小惑星探査機「はやぶさ2」とその開発に携わった人たちの「継承(INHERIT)」。世界で初めて小惑星から地下物質を採取することに挑戦した「はやぶさ2」。そのための各パーツの開発を手がけた人達の熱い思いを紹介する。
監督・演出は広告・CMのほか演劇ユニット☆宇宙食堂を主催するなど宇宙に関する活動を幅広く展開する新井総さん、監修はJAXA宇宙科学研究所ではやぶさ2ミッションマネージャをつとめる吉川真さんが担当。さらに第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を2013年に受賞した林祐介さんが、壮大な世界観を感じさせる音楽を同作のために作曲した。
●『INHERIT 〜はやぶさ2・宙への夢と挑戦をのせて』のストーリー
「僕にできること、僕だけの役割って、何なんだろう」:
星を見上げて、ふと自分の存在の頼りなさに不安を覚えた少年。彼の自問をきっかけに展開されるのは星空の謎に挑み続けた人類の歴史、その思いを受け継ぐ「はやぶさ2」の成果。さらに独自の先端技術や匠の技を生かしてミッション成功を支えた、技術者たちの現場の声。交差しながら進む「はやぶさ2」と未来へバトンをつなぐ子どもたちのシーン。妹ととりとめのない話をしながら、少年は何か答えにたどりつけるのか。

●『INHERIT 〜はやぶさ2・宙への夢と挑戦をのせて』の見どころ
1.豪華俳優・声優によるナレーションや声の出演:
同作品のナレーションを担当するのは俳優の佐々木蔵之介さんと声優の櫻井孝宏さん(上映回ごとに交替)、そして声優の早見沙織さん。ドームシアターを包み込むような声で「はやぶさ2」が成し遂げたミッションを紹介する。また、イラストの場面で登場する兄とその妹をCMや映画などで活躍する高橋玲生さんと新津ちせさんが声で演じる。
2.CG映像を駆使した、「はやぶさ2」サンプル採取の再現:
我々はどこから来たのか。その謎を解く手がかりを求めて「はやぶさ2」が向かったのは、約3億キロメートル先にある小惑星リュウグウ。そこで世界初となる地下物質採取に挑戦した。同作品ではその歴史的な試みの一部始終を人工クレーターの生成からサンプル採取、地球への帰還までCGで再現する。

「はやぶさ2」をCGで忠実に再現3.「はやぶさ2」製作に携わった技術者たちの声:
「はやぶさ2」は最先端の技術と伝統的な職人の技、そして大勢の人たちのものづくりへの情熱がつながりあって作り上げられた。同作品では製作に携わった技術者やはやぶさ2プロジェクトマネージャの津田雄一さんが、開発時のエピソードやミッションに対する思いを語る。それぞれの挑戦を経て、新たに未来へつなげたいものとは。

次世代に継承される匠の技術
●『INHERIT 〜はやぶさ2・宙への夢と挑戦をのせて』上映概要

公開日2022年4月16日(土)上映スケジュール本編:約30分10:20〜、11:20〜、14:20〜、15:20〜上映会場日本科学未来館 6階 ドームシアター鑑賞料大人310円、18歳以下100円 ※常設展または特別展入館券とのセット販売のみ休館日火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日〜1月1日)観覧方法事前予約制(残席がある場合に限り、当日窓口での購入も可)https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/dometheater/
備考高崎市少年科学館では3月26日(土)より上映を開始する
●スタッフ・キャスト(敬称略)
監督・演出新井総脚本三苫香監修吉川真(JAXA 宇宙科学研究所 はやぶさ 2 プロジェクト)声の出演佐々木蔵之介・櫻井孝宏(ダブルキャスト)、早見沙織、郄橋玲生、新津ちせ作曲林祐介特別出演津田雄一(JAXA 宇宙科学研究所 はやぶさ 2 プロジェクト)出演「はやぶさ2」の製作に関わった企業の人達撮影協力JAXA、IHI エアロスペース、石川製作所・タマテック、下平製作所、ティ・ディ・シー、日本工機、日本飛行機映像制作ライトプレイン共同企画・共同制作高崎市少年科学館企画・製作・著作日本科学未来館
●監督・監修・出演者からのメッセージ
新井総さん(監督・演出):
今回、私たちが着目したのは「継承」というキーワード。宇宙開発において人類は今日までに人と人がつながることで挑戦を繰り返し、素晴らし成果、感動を残してきました。そこに継承されていたのは技術と知恵とモノづくりへの想い。先人から続く縦軸、一緒に仲間と手をつなぐ横軸。そこに今、私たちがいる。いま自分がいる立ち位置をもう一度見つめ直し、この作品を観た方が「新しいことに挑戦したい」そう思える作品が出来ました。是非お楽しみください。吉川真さん(監修):
「INHERIT」では「はやぶさ2」という探査機の開発に関連して、宇宙へ挑戦する技術者の思いを技術者本人が語っています。「はやぶさ2」が数々の世界初を成し遂げることができた背景には、多くの技術者のたゆまない努力がありました。また、技術を継承していきつつ新たな技術開発していくことが、「はやぶさ2」の成功に繋がりました。「INHERIT」はこのようなことに改めて気が付かせてくれる作品となっています。早見沙織さん(ナレーション):
「はやぶさ」にまつわる物語は勿論のこと、受け継がれていく、宇宙への人々の想いを感じることのできる内容だと思います。私自身原稿を読みながらじんわり感動すると同時に、いつの時代も変わらずそこにある空を見上げたくなりました。映像はもちろん、音声を通じても、みなさまが宇宙に想いを馳せるお手伝いができるよう、ひとつひとつの言葉を大切にナレーション収録させて頂きました。ぜひ、ご覧ください!郄橋玲生さん(声の出演):
ずっと先の未来のためにひとりひとりが出来ることを積み重ねて技術を継承している事を知り、宇宙への挑戦は果てしなくてひとりの力なんて小さな存在だけど、それぞれのチャレンジが重なり合い大きな力となる所に感動しました。おじいちゃんの星の観察セットのシーンでは、僕に伝えたい新聞記事の切り抜きを日々机に置いてくれる祖父の事を思い出しました。この作品の男の子は等身大の僕だなぁと感じながら録音させて頂きました。新津ちせさん(声の出演):
幼い頃からずっと宇宙が大好きなので、今回、素敵なプラネタリウム作品に参加させていただき、本当にうれしかったです!私が宇宙を好きになったきっかけは父でした。夜空を眺めながら月や星や惑星にまつわる面白い話をたくさん教えてくれました。そんな父にもきっとなにか宇宙に関心をもつきっかけがあったんだろうなと思います。この作品が、見てくださる方にとってワクワクする新しい興味のきっかけになることを願っています!津田雄一さん(特別出演):
技術はそれがどんなに凄いことに見えても、丹念にひも解くと簡単な基礎原理や単純なしかけに行きつきます。そして、そういった要素技術には、その一つ一つに、そこにたずさわった技術者の思いが詰まっています。「はやぶさ2」もそういった技術者が守り育ててきた要素技術の積み重ねでできています。「はやぶさ2」が行ったのは、リュウグウへの冒険だけではありません。人間の英知を広げる冒険でもありました。人が技術へ懸ける思いの強さ。人は力を合わせるとかくも凄いことが出来る。それは、はやぶさ2プロジェクトチームが、リュウグウへの挑戦を通じて伝えたかったことでもあります。この作品はそういった技術への"思い"に光を当ててくれる作品です。
