大人になれば「結婚するのが当たり前」のように言われていた時代と違い、今は「結婚しない人生」を選ぶ人もいる。キャリコネニュース編集部に寄せられた、「あえて結婚しない人」たちの声を紹介しよう。

都内在住の30代女性(サービス系 年収450万円)は、「都内で1人暮らしだけど借り上げ社宅のため家賃負担はない」と語り、経済的に困っていることは無いようだ。

「正直結婚したいと思ったことがない、そもそも誰かと一緒にいることが好きじゃないんだと思う」

と素直な心情を明かす。よく、「お金がないから結婚できない」という言葉を聞くが、逆に経済的に困っていないからこそ、「あえて結婚を選ばない」という選択をする人もいるようだ。そんな声は他にもいくつか寄せられている。(文:okei)

年収300万円台のときは「女性に振られてばかりで誰も寄ってきませんでしたね」

メーカー勤務、年収900万円の30代後半男性(神奈川県)は、「良い時だけ寄ってきて、悪い時には寄ってこない女性を信用できないから」と結婚しない理由を明かす。

男性は、奨学金を借りて国立大の大学院まで猛勉強をしていたが、就職活動は上手くいかず、転職する33歳までは年収300万から400万円で「低年収でした」と語る。

「それでも這い上がってやろうとずっと頑張っていました。その間は女性に振られてばかりで誰も寄ってきませんでしたね。転職して年収が上がると婚活女性が寄ってくるようになりましたが、良い時だけ寄ってくる女性は信用できません」

と、女性への不信感をあらわにした。現在の貯蓄額は1600万円ほどだという。

40代女性「経済的にも不自由しないし、孤独も感じない」

年収650万円、東京都の40代後半女性(サービス系/正社員・職員)は、「現在の生活は、何もかもが自分の意思で判断して行動できる」と独身生活のメリットを語る。

「好きなときに好きなものを食べ、お気に入りのインテリアに囲まれて、休日の予定も自由。他人と暮らすと自由が制限されてストレスになりそうだし、相手との習慣の違いにもイライラしそうで耐えられない」

自由でマイペースな一人暮らしが気に入っているようだ。さらには、

「経済的にも不自由しないし、孤独も感じない。毒親育ちのため、自分の子どもが欲しい、作りたいとも思わなかったし、なぜ結婚したがる人が多いのか、理解できない」

と、逆に結婚願望がある人への疑問もにじませた。

※キャリコネニュースでは引き続き、「あえて結婚しない人」に関するアンケートを実施しています。そのほか、「職場の修羅場」、「転職失敗・成功エピソード」などのテーマでも実施中です。

※アンケート概要
■実施期間
2020年7月7日〜
■回答数
46 ※7月21日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HLPQJZGW
■質問項目
・あなたがあえて結婚しない理由を教えてください。「現在の生活がこうで、こういう点に満足している」「こういう理由だから結婚しない」など具体的にお願いいたします。