Pornhubがユーザーの本人認証を徹底するため「オンライン本人確認システム」を導入

世界最大のポルノサイトPornhubは、児童ポルノなどの違法コンテンツの公開を理由に、2020年12月以降MastercardとVisaによる決済停止措置を受けています。そんなPornhubが違法なコンテンツの検出やユーザーの本人確認を徹底する新たなポリシーを発表し、新たにオンラインの本人確認システムを導入します。
Pornhub-Statement---February-2-2021.pdf

Pornhub brings in third-party “identity verification” system for users | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2021/02/amid-scandal-pornhub-hires-biometric-technology-firm-for-user-verification/
Pornhubは2020年12月のMastercardやVisaによる決済停止措置を受けて、未承認のユーザーによってアップロードされた1000万本以上のコンテンツを削除していました。
世界最大のアダルトサイトPornhubが1000万本以上の「未認証ユーザーがアップロードしたムービー」を削除 - GIGAZINE

現地時間2021年2月2日に新たに公開されたポリシーによると、Pornhubは違法コンテンツの削除を厳格に行うために、ソフトウェアによる自動処理と違法コンテンツを見分けるトレーニングを受けたモデレーターによる手動監視を同時に行うと述べています。また、FacebookやYouTubeでは違法なコンテンツを監視するモデレーターが健康被害を訴える事態が発生していますが、Pornhubはモデレーターに対して適切なケアを行うと述べています。
モデレーターによる監視に加え、「Trusted Flagger Program」と呼ばれるプログラムも始まります。Trusted Flagger Programでは、全米行方不明・被搾取児童センターのようなPornhubによって認証された団体が違法コンテンツに対してフラグを立て、公開を停止させることができるとのこと。
さらに、Pornhubはコンテンツアップローダーの本人認証を厳格にするために、多くの政府機関や企業に本人認証システムを提供する企業「Yoti」に本人認証プロセスを委託することを発表しました。Yotiが提供する本人認証プロセスでは、ユーザーは自身の顔写真と免許証やパスポートなどの本人確認書類を照合する必要があるため、未成年によるコンテンツのアップロードを防ぐことができるとPornhubは主張しています。なお、Yotiはサービスの利用者に関する情報を収集しないため、利用者の情報がPornhubの外に漏れることはないとのこと。

Pornhubは公開したポリシーの中で「コンテンツモデレーションと本人認証の厳格化によって、PornhubはFacebook・Instagram・Twitterといったプラットフォームと同様に、コンテンツ公開の可否を決定するプロセスを透明化することを目指しています。これはアダルトコンテンツプラットフォームでは初めての取り組みです」と述べ、Pornhubが大手SNSと同様の透明製を確保していることをアピールしています。
なお、イギリスのニュースサイトMotherbordがVisaに対して、Pornhubの新しいポリシーがVisaによる支払い停止措置に影響するか問い合わせたところ、「進行中の調査が完了するまで、支払い停止措置は有効です」と回答されたとのことです。
