ドラゴン型の電気自動車で公道を走る高齢女性(画像は『搜狐新闻 2021年1月21日付「76岁奶奶骑游乐车上街被民警教育:我要听交警叔叔的话」(来源:综合中青网、济阳检察)』のスクリーンショット)

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このほど中国で、ドラゴン型の電気自動車に乗って公道を走る高齢女性の動画が注目を集めている。この電気自動車は遊園地などで幼児が乗って楽しむ乗り物だったことから、女性は警察に連行されたという。『搜狐新闻』などが伝えた。

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江蘇省蘇州市で撮影された女性(76)の動画が、中国国内で話題になっている。女性は仕事帰りの途中で通行人によって撮影されたようだが、そこには幼児向けの可愛らしいドラゴン型電気自動車にまたがり、公道を走行する姿が捉えられていた。

名前がホウさん(侯)とだけ伝えられている女性は、近所の公園内にあるおもちゃの乗り物や動物型電気自動車を貸し出す場所で働いており、仕事場には息子が送り迎えをしていたという。

しかしホウさんの息子が出張で数日ほどいなかったことから、他の家族が送り迎えをしていた。だが家族も忙しく、ホウさんは歩いて帰宅しなければならないこともあったようだ。

実はホウさんは日頃から足に痛みを抱えており、歩くのが容易ではなかった。そこで彼女が思いついたのは、仕事場にあるドラゴン型の電気自動車に乗って通勤することだった。

ホウさんは交通量の少ない早朝と夜の遅い時間を選んで、ドラゴン型電気自動車に乗って通勤することにした。しかしその時の動画がSNSで拡散されると「なんて可愛いおばあちゃんなの」といった声があがり、ホウさんは一躍有名になってしまった。

ネチズンの中には安全上に懸念を示す人も多く、ついには地元警察がホウさんの身元を突き止めて彼女を警察署に連行する事態となった。ホウさんは自動車として登録されていない乗り物で公道を走行していたことで、警察官からたっぷりと説教を受けたという。

地元メディアによると、ホウさんは警察官に対して「二度と道路でおもちゃの車を運転しません」と誓ったそうだ。

画像は『搜狐新闻 2021年1月21日付「76岁奶奶骑游乐车上街被民警教育:我要听交警叔叔的话」(来源:综合中青网、济阳检察)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)