「日本代表、2020年に評価を上げた4人の選手」
新型コロナウイルスの影響で大幅なスケジュール変更を余儀なくされた2020年の日本代表。
欧州に遠征してフレンドリーマッチ4試合を戦い、今年の日程を終えた。その4試合はカメルーン(△0-0)、コートジボワール(〇1-0)、パナマ(〇1-0)、メキシコ(●0-2)で2勝1分1敗という結果。
ここでは、今年の代表戦で評価を上げた日本代表選手を取り上げる。
吉田 麻也

4試合で計2失点。完封試合3。スコア的に競ったゲームが多かった中で、32歳のキャプテンは全試合でフル出場して堅守の中心となった。
ベテランらしい冷静な守備対応に加え、ボール保持時の「つなぐ」「蹴る」の使い分けも的確。
ロングボールに対して首を固定して近くの味方へボールを落とす技術も光る(あれは他の選手もできるようになってほしい)。
コロナ禍の難しい状況での久々の代表戦。キャプテンとしてピッチ外で果たした役割も大きかったはずだ。
遠藤 航

もはや貫禄すら出てきた中盤の要。
Jリーグ時代から強みとしていたデュエルやボール奪取力に加えトラップの技術が向上し、2タッチ目で縦に付けるパスによって攻撃をたびたび加速させた。
3バックでのプレー経験が豊富で、今季のシュトゥットガルトでも主に3バックのボランチとしてプレー。これまで4バック主体でプレーしてきた柴崎岳や橋本拳人に比べシステムへの対応力も高い。
リオデジャネイロ五輪でキャプテンを務めるなどチームをまとめる力もあるだけに、「長谷部誠の後継者」としてさらに期待が高まる。
伊東 純也

久保建英、堂安律、三好康児と競争の激しい右サイドにおいて、一番手に浮上した快速ウィンガー。
特徴は右足のアウトサイドの使い方で、ボールを受ける際の駆け引きから自分の形に持ち込む巧さが光る。
もちろん、どの試合、どの相手でもチャンスを作り出す縦への突破力は秀逸で攻撃に“深さ”を生む貴重な存在。
ウィングバックでも持ち味を発揮できることを考えれば現在の日本代表に欠かせない選手と言える。
中山 雄太

ようやく出てきた、左利きの左サイドバック。
代表では五輪世代も含めボランチでの起用がほとんどだったが、コートジボワール戦で左サイドバックとして初出場。右の室屋成とともにDFラインの安定に寄与した。
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左足のビルドアップに加え柏レイソル時代はセンターバックを務めるなど守備能力も高く、181cmと高さもある。
高い位置でのプレーに課題はあるものの、右利きで小柄な選手の多かった左サイドバックに文字通り大きな新戦力の台頭となった。
