昨季は栃木で37試合に出場し5得点だった西谷和希(写真は栃木所属時のもの)。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 J2リーグは2月23日、各地で開幕戦の全11試合が開催された。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで行なわれている徳島ヴォルティス東京ヴェルディの一戦は3−0で徳島が勝利を収め、西谷和希がクラブ史上初の快挙を達成した。

 立ち上がりは東京Vに攻め込まれるシーンも目立ち、6分にはクレビーニョ、13分には大久保嘉人に決定的なシュートを放たれるものの、GKの上福元直人がビッグセーブを連発し、ゴールに鍵をかける。

 苦しい時間を耐えた徳島は、33分、高い位置でのプレスからボールを奪い、得点を挙げる。この日トップの位置に入っていたFWの垣田裕暉が放ったシュートはGKに防がれるものの、こぼれ球に詰めたのがシャドーの位置で先発していた西谷和希。落ち着いてゴールへ流し込み先制に成功する。

 さらに37分。同じように高い位置でボールを奪ったFWの杉森考起からゴール前でパスを受けた西谷が落ち着いてゴールを決め、前半で2得点を挙げる。

 後半に入っても西谷の決定力が光る。56分にカウンターから抜け出すと、ペナルティエリア右から思い切ってシュートを放つ。グラウンダーのボールはゴール左隅に吸い込まれ、3−0とリードを広げた。西谷は開幕戦でハットトリックを達成した。
 
 試合は、スコアこのまま3−0で徳島が勝利を収めた。

 徳島にとって、ハットトリック記録者は、クラブ史上5人目。また、加入1年目、開幕戦でのハットトリック達成はチーム初の快挙。

 試合後にフラッシュインタビューに応えた西谷は、「チームメイトのおかげで3点取ることができました。それ以上に、チームとして勝利ができたことが非常に嬉しく思っています」と喜ぶ。

 また、個の力で打開するのが持ち味の今季栃木から加入したばかりのアタッカーは、「今年の僕たちの目標はJ1昇格です。ホームで大事な開幕戦でそれを示せて良かったと思います。個人的な目標は、10得点・10アシスト。ただ、自分の目標よりも、チームが勝てるように、チームの為にプレーできるようにこれからも頑張っていきたいです」と語る。

 今季移籍加入した26歳が、開幕・デビュー戦でホームの観客に名刺代わりとなるハットトリックを披露した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部