スマホなど幅広く使われている(イメージ)

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 リチウムイオン電池がゴミ収集の過程で発火する事故が相次いでいる。製品評価技術基盤機構(NITE)は「付近の住宅への延焼や清掃局員がけがをする恐れがある。可燃ゴミと混ぜて捨てるのは絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。

 リチウムイオン電池は充電して繰り返し利用できる二次電池の一種。軽量でも大きな出力が得られるため、スマートフォンやモバイルバッテリー、ノートパソコンなど小型電子機器に幅広く使われている。

 NITEによると、調査に協力した名古屋市では2014―19年度(19年度は8月末まで)、リチウムイオン電池が原因とみられるゴミ収集車の火災が16件発生。可燃ゴミとして廃棄された際に爆発などを起こしているという。

 爆発や火災は、収集車がゴミを押しつぶす際、電池に含まれる可燃性の電解液がガス化したことで起こるとみられている。

 NITEは、外観では使用されているか分からない製品もあるため、充電が必要な製品は必ず説明書で確認するよう注意。ゴミとしての分別方法は自治体によって異なるため、各自治体の指示に従って廃棄するよう求めている。