Appleは、同社Webサイトにて、11月3日までにiPhone 5、iPhone 4s、iPad 2などの旧型iOSデバイスのGPS位置情報における正確性維持のため、最新版OSへのアップデートを行うよう推奨した。

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■なぜアップデートが必要か?

 GPSには独自の時刻情報が利用されているが、この時刻情報のうち「週数」と呼ばれる情報が、プログラムの関係上1024週ごとにリセットされる仕様となっている。このリセット時期が2019年4月7日(日本時間)にあたり、ここから起こる問題を、GPS週数ロールオーバーと言うが、その影響があらわれるのが、iOSデバイスでは2019年11月3日(日本時間)以降となるために、修正パッチが入った最新バージョンへとアップデートが必要になる。

■アップデートしないと起こる弊害は?

 もし、最新アップデートを適用しない場合、GPSにより提供される時刻情報と位置情報にずれが生じる。このため、位置情報を利用するマップやナビ、時刻情報を利用するiCloudなど、さまざまなアプリが正確に動作しなくなったり、同期ができなくなったりする。

 またこれにより、Wi-Fiを利用したOSのアップデートができなくなるため、11月3日以降になると、PCやMacを通じてのアップデートしか行えなくなる。PCやMac側の環境によっては、時刻情報のずれにより、アップデートのための手間が増えるなどの弊害も起こりえる。

■各デバイスへの対応最新OSは?

 各旧デバイスの対応最新バージョンは以下の通り

 iPhone 5とiPad 4: iOS 10.3.4 iPhone 4sとiPad mini(初代)、iPad 2〜3: iOS 9.3.6

 なお、iPadについては、GPSをもたないWi-Fiモデルは影響の対象外となる。

■詳細な情報について

 Appleでは、この問題について、公式Webサイトにて「重要なお知らせ」を掲載しており、公式サイトから「サポート」→「iPhone」とたどることにより各対応デバイスの情報を確認することができる。