千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス公式サイトより)

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 ソフトバンクホークスの千賀滉大(せんがこうだい)(26)が6日、ロッテ戦でノーヒットノーランを達成した。育成出身選手初の快挙である。

「ソフトバンクが誇る“育成力”の賜物ですね」

 と大手紙デスクが語る。

 千賀は、愛知県立蒲郡高校からドラフト育成枠4位でソフトバンクに入団した。甲子園には出場していない。

「地元・中日も当時リストアップしていたらしい。ただ、普通に考えれば大学や社会人に進み、数年後のドラフトで俎上に載るレベルの選手。それをあえて青田買いして育てようというのがソフトバンクならではです」(同)

 育成は、戦力的にも金銭的にも余裕のある球団でないと困難だ。セ・リーグでは巨人が該当するが、成功例は山口鉄也や松本哲也など。ソフトバンクの千賀や“甲斐キャノン”こと甲斐拓也(26)と比べるといささか小粒だ。

千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス公式サイトより)

 さて、“金満球団”に入団したおかげで大投手になれた千賀だが、これからは“金満球団”がゆえの大きな障害が待ち受けている。

 ほかでもない“メジャー挑戦”である。

 昨オフ、千賀は3500万円増の年俸1億6千万円プラス出来高払いでサインしたが、その際、前年に続き“ポスティングによるメジャー挑戦”を球団に訴えたと公言している。

「一昨年のWBCを視察していたメジャースカウトたちの評価もピカイチ。“契約するなら6年100億円は軽く超えるだろう”なんて声もありました」

 とはスポーツ紙メジャー担当記者。

「ただ、ソフトバンクは巨人と同様、ポスティングを絶対に認めない球団。金満ゆえに“選手を売って金儲けするのをよしとしない”のです」(同)

 100億円といえば、千賀の入団時年俸270万円の3700倍! 孫サンよ、どうか夢を見させておくれ。

「週刊新潮」2019年9月19日号 掲載