ハイエンドスマホは不要? 2019夏モデルの注目は、実用性と満足度の「低価格モデル」

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NTTドコモ、au、SoftBank、国内の携帯電話の大手三社から2019年夏モデルが出揃いました。すでに発表されたモデルは、携帯ショップや量販店に動作する実機や見本(モックアップ)が並びはじめています。

そんな今夏モデル、
・どんなモデルがトレンド?
・どんな人なら買い替えメリットがある?
これらをまとめてみてみましょう。


○低価格帯の機種が更に充実



ハイエンドスマートフォンの本体価格は年々高くなっています。
最近だと各社の最新ハイエンドモデルは10万円を超えるのが当たり前となり、iPhoneも最も安いiPhone XR 64GBでも9万円台からと、決して安いとは言えません。

そこで見直されてきてるのが、「低価格帯」のスマートフォンです。
SIMフリースマートフォンでも人気の価格帯は、
3万円から4万円ほどのスマートフォンです。
現在、多くユーザーが、
・安い料金プラン
・安いスマートフォン
この組み合わせを選んでいるのです。

大手の携帯電話会社でも、こうした傾向は把握しており、NTTドコモも2017年夏から「docomo with」として低価格帯のスマートフォンのラインナップを強化、拡充させています。
いまでは、新モデル発表のたびに、ハイエンドモデルとは別に、
「どんなお買得(安い意)機種が出てくるか」
ここに多くの消費者の注目が集まっているのです。




NTTドコモからは低価格帯の新機種として、Androidスマートフォンの代名詞でもあった「Xperia」が遂に登場。
「Xperia Ace SO-02L」はNTTドコモ専売モデルで、価格は5万円以下。
サイズ感も世代・性別問わず支持されている「Compact」シリーズと同等サイズとあり、機能よりは価格、そして使いやすさ、持ちやすさを重視するライトユーザーのニーズに応えられる1台です。




auからは「Galaxy A30 SCV43」が今夏モデルとしてラインナップ。
Galaxyもスマートフォン黎明期から国内では人気のシリーズ。
近年の最新ハイエンドモデルは10万円から12万円という価格。
使いやすさや性能は折り紙付きであっても、手を出しづらい。
そんな声も聞こえてきていただけに、待望のモデルと言えるでしょう。

安価なモデルですがカメラはデュアルカメラを搭載。
もちろん、防水や防塵にも対応するなど、安価ながら安心して使える機能や仕様を実現した1台です。




そしてNTTドコモ、SoftBankからは話題の「Pixel 3a」が今夏モデルとしてラインナップしています。

Googleのスマートフォンとして昨年秋に国内で発売された「Pixel 3」。
とくに夜景など、暗所での撮影した際のカメラ画質の高さに定評があり、Pixel 3だけで撮影された写真を使ったファッション雑誌が刊行されたほど。

その売りであるカメラは「Pixel 3」そのままに、「Pixel 3a」は丁度いい価格帯として5万円前後の価格で今夏モデルとして購入することが可能です。

Pixel 3も元は10万円近い価格で、気にはなるけど高くて手が出ないと考えていた人には朗報とも言えます。
また、Googleのスマートフォンということで、大手携帯電話会社から発売されるモデルと比較すると余計なアプリが入っていないのも、うれしい特徴。
こうしたプリインストールされたアプリが足を引っ張って動作が悪くなるといった心配がないのも大きな魅力と言えるでしょう。


もちろん今夏の新モデルは「Galaxy S10」や「Xperia 1」など、各メーカーの最新フラグシップモデルも各社から登場しています。

ですが現在の低価格帯のスマートフォンは、本体の性能/スペックがあがり、日常生活でのネットやカメラ、ゲームなど、動作に不満もなくなっています。
だからこそ、多くのユーザーの注目を集めているのです。

「最近のスマートフォンは高い」「最新機種は絶対に手が出ない価格だろう」と考えている人こそ、ぜひこれから発売される最新機種をチェックしに、一度ショップや家電量販店へ行ってみてはいかがでしょうか。
きっと予算内で納得できる1台に出会えるはずです。


執筆 迎 悟