第一次世界大戦の開戦をリアルタイムで伝えるTwitterアカウント

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もしも100年前にTwitterがあったなら。第一次世界大戦の開戦から100年が経つが、その開戦をリアルタイムで追いかけるアカウントが開設されている。そのツイートは6月28日、サラエヴォで起きた事件から始まる。

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サラエヴォの地でオーストリア皇太子、フランツ・フェルディナント大公夫妻がセルビア人の手で暗殺されたのが1914年6月28日。オーストリアがセルビアに対して宣戦布告し、やがて世界各国が参戦するきっかけとなったこの日、まさに第一次世界大戦は始まった。

人類史上初となる「世界大戦」にも拘わらず、100年後のここ日本においては、世界各国、とくに英国ほどには顧みられることは少ないようだ。

英国政府では当時の外務省資料をもとに、6月28日から刻一刻と変わっていった世界情勢を、リアルタイムでツイートするTwitterアカウントが開設されている。

Real time tweeting will begin on 28 June 2014, 100 years after Archduke Franz Ferdinand was assassinated.

— WW1 Foreign Office (@WW1FO) 2014, 6月 17

同アカウントを紹介する英国政府のブログ「History of government」のポストには、次のように記されている。

1914年6月28日日曜日。その日は穏やかな陽気で、ロンドン市民の多くは、午後のひとときを楽しんでいた。ただひとつの例外が、有事に備えるべく待機している外務省の駐在員だった。

サラエヴォの総領事から電信が届いたのは午後4時のこと。「今朝、王位継承者とその配偶者が、爆発物で暗殺された」。

それから2時間後、ウィーンの英国大使から詳報が入る。「爆弾は最初、市庁舎に向かう馬車に投じられた。その後宿舎に戻る途上で、若いセルビア人学生が拳銃で2人を撃った」。これが「7月危機」の始まりだ──。

6月28日午後4時は、日本時間では6月28日24時29日午前0時。おそらくそのときから、風雲急を告げる投稿は始まる。

※日付に誤りがありましたので、訂正いたしました(6月29日13:05)

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