「数字上で決まるまで、我々はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う」。「数字上で」というコメントが出てくれば、それは実質的に目標が消え去ったという意味だ。

ユヴェントス戦で敗れたインテルだが、アンドレア・ストラマッチョーニ監督を筆頭に、3位の座を諦めて白旗を上げることはできない。だが、インテルは消化が1試合少ないとはいえ、3位ミランとの勝ち点10差は、現実的になることを呼びかけている。

3日の未消化分のサンプドリア戦で勝っても(そしてそれは確実なことではない)、残り8試合で7ポイント差だ。また5月上旬には、敵地でのナポリ戦とホームでのラツィオ戦が連続して行われる。また、仮にミランが調子を崩したとしても、間にはラツィオとフィオレンティーナがいる。

つまり、今シーズンを救う道は別にあるということだ。それは、コッパ・イタリアだ。インテルは17日にホームでローマとの準決勝セカンドレグに臨む。オリンピコでのファーストレグは、1−2の黒星。逆転可能な結果だ。準決勝を突破すれば、ラツィオが待つファイナルへと進む。

若き指揮官にとっても、また勝者のチーム全体のためにも、トロフィーを獲得することは重要なはずだ。タイトルを手にするというだけでなく、勝者のサイクルというのは、特にインテルでは、コッパ・イタリアから始まることが少なくないからである。

来季からCLに戻れないにしても、インテルは未来がもっと綱渡りではないものにするために、土台を築く必要がある。改革のシーズンとなった今季、インテルは“担保”以上の代償を払うことになった。負傷者が続出したしたからでもある。チームはまだ完成しておらず、また終わってもいない。それはユヴェントス戦でも明らかだ。

だが、彼らは少なくとも、いくつかのポイントを見つけておきたいと願っている。ストラマッチョーニ監督は会見で、「(マテオ・)コバチッチが入って、我々は探していたようやくプレーメーカーを見つけた。彼への投資は賢明だったよ。ベテランのようにイタリア王者と戦ったね」と語った。

インテルは、彼からリスタートするのだ。だがほかにも、GKサミル・ハンダノビッチやDFフアンがいる。今季加わった若き主軸たちだ。そして、シーズンで20得点のFWロドリゴ・パラシオもいる。彼は若者ではないが、インテルでの1年目は(個人的な)成功だった。今後にも期待が懸かる。