−あなたがバロンドールにふさわしかったであろうというのは、いつでしょう?
「2000年だね。EUROで優勝していれば、オレが受賞していたはずだ。スクデット獲得の最高のシーズンを始めたところだったしね」

−オランダとの準決勝で先発じゃなかったのは、スポンサーのプレッシャーだったと今でも思いますか?
「みんなそう言っている。あのときまで、オレは最高のEUROを過ごしていた。重要なゴールを決めていたんだ。だから、外れる理由がなかった」

−連盟のアベーテ会長が、歴代のイタリア代表ベストチームを挙げています。漏れている人がいたら、おっしゃってください。ブッフォン、ベルゴミ、シレア、カンナヴァーロ、マルディーニ、コンティ、ピルロ、タルデッリ、トッティ、ロッシ、デル・ピエーロ。
「納得だね。好きだよ。このチームなら、オレたちはワールドカップ(W杯)で2度優勝しただろうね」

−ところで、引退前に望むのは、もう一度スクデットを獲得することですか? それとも、W杯優勝?
「両方はダメなのかい? いずれにしても、スクデットと言っておくよ。W杯まで1カ月になったら、また考えられるさ」

−冗談はさておき、ご自身のフィジカルに関する疑念や、今のチームに受け入れられるかどうか、またうまくいかなかった場合にスケープゴートにされるという恐れもあります。
「まさにそれだよ。W杯が最高のもので、特にサッカーがすべてであるブラジルでの大会なら、なおさらのことなのは分かっている。でも、うまくいかなかったら、誰に文句を言うか、分かるだろう。きっと、『年寄りを連れていったからだ。それがグループを壊したんだ』と言われるさ。今、流れに乗っている人たちが、来年になってオレが何試合かで失敗したとき、なんて言うかが興味深いね。きっと『もう十分だ。耐えられない』とか言うんだろうね。今はみんなが良いことを言うけど」

−あなたがいないイタリア代表はW杯でどうでしょう?
「EUROでやったのと同じさ。優勝を願っているよ。オレがいたら、負けるんじゃないかな。でも、このグループは良いチームだし、プランデッリ監督はとても優秀だ。うまくやっているよ」

−バロテッリはすでにフェノーメノでしょうか?
「フェノーメノになれる、と言っておこうか。でも、アタマ次第だよ。どんな振る舞いかによる。外でやることは、ピッチの上で伝わるんだ」

−ですが、マリオに関するメディアの騒ぎぶりは、あなたが若かったころを思い起こさせます。
「もちろんだよ。オレはローマ人だとか、堕落しているとか、練習したがらないとか言われたな。でも、彼は狙ってやっているけど、オレは違う。オレはずっと落ち着いていたよ」

−2001年にスクデットを獲得して、それから12年。一つだけのままになると思っていましたか?
「いや、オレたちにはビッグチームがあった。素晴らしいグループで、素晴らしい監督がいた。少なくとも、あと2、3回は勝てたはずだ。4連覇したインテルに似ていたんだよ。2回はチャンスを逃してしまった。ただ、カルチョーポリも大きな影響を及ぼしたと思う」