吉田善行、大物バローニに判定勝ち=OFC
そのまま胸を合わせた状態で吉田は、右足でバローニの左足を刈りテイクダウンに成功する。しっかりとサイドを取って抑え込み削っていく吉田だが、バローニの動きに合わせバックをうかがったところで立ち上がられてしまう。しかし、直後にダブルレッグでドライブし、そのまま尻もちをつかせると、両足を抱えあげてバローニをマットに這わせた。
パンチやエルボーを落とした吉田に対し、バローニはラウンド終了間際に立ち上がるも、ヒザや左ハイを受け、相当スタミナを消耗した様子で初回を終えた。この1Rの攻防でペースを掴んだ吉田は、スピードの鈍ったバローニにスタンドでもローや前蹴りで距離を取る。それでも前に出てくるバローニに、真っ直ぐ下がった吉田が右ストレートを受けるも、すでに足が前に出ておらず、ほぼ手打ちのパンチになっている。
打ち気にはやるバローニに対し、ダブルレッグを仕掛けた吉田。がぶりがきつかったが、ここは自ら引き込むと、ハーフから起き上がりダブルレッグの形で上を取る。バローニのギロチンも足が利いておらず、首を引き抜いてバックへ。胸を合わせたバローニが立ち上がり、起き上がってくる吉田にパンチを見舞うが、ここで2Rがタイムアップに。
最終回も早々にテイクダウンを奪った吉田。バックに回るも、バローニが立ち上がると、観客席からは大きな声援が起こる。すると、続く吉田のダブルレッグによるテイクダウンで、さらに大きな歓声が。シンガポールのファンは、打撃志向というわけでなく、有効なアクションにリアクションを示す。
バローニはここでもギロチンを仕掛ける。2Rよりもタイトなギロチンだが、背中がピタリとキャンバスについており、パワーを腕に伝えることは難しい。吉田はハーフから足を引き抜き、マウントへ。トップをキープしながら、左のパンチ。やや乗りすぎのマウントは、バローニがケージを蹴り反転しようとする。吉田は右足がバローニの腰の下になりながらも、そのバローニの動きを利用してバックへ。バローニは再び背中をマットにつけ、吉田がハーフながらトップをキープする。
削られたバローニ。首を固められると両手を広げてブレイクをアピールするも、レフェリーはここでアクションを要請するにとどまる。再度、手を広げるバローニ。吉田は最後に袈裟固めからヘッドロックへ移行すると、ここでも観客席からは大きな歓声が沸き起こる。我慢強く、そしてリアクションの良い観客の姿勢が、レフェリーをブレイクに至らせなかったといってもいい。吉田はこのまま試合終了を迎え、判定勝ちを手にした。
・全試合結果&詳細はコチラから