韓国観光公社は24日、風水を利用した観光商品を開発したことを明らかにした。日本の若い女性たちの間で脚光を浴びている、パワースポットへの旅行ブームに着目し、「韓国のパワースポット」を観光商品として展開する。

 韓国のメディアは、事前調査を基にパワースポットとして指定されたのは、昌徳宮、宗廟、宣陵などソウル市内の故宮や、朝鮮の王陵、馬耳山の塔寺、麻谷寺、梵魚寺など韓国の主要な風水スポットであり、これらの観光商品は、今月から本格的に発売されると報じている。

 観光公社は、李家幽竹(りのいえ ゆうちく)氏を韓国観光名誉広報大使に任命し、日本での韓国のパワースポットの観光ブームを起こすための活動を本格的に推進するという。

 李家幽竹氏は、在日韓国人3世で、若い女性のライフスタイルに密着した風水地理学の普及で、日本の女性層に幅広い人気を得ており、TVや雑誌の出演、講演会、執筆活動など精力的に活動していると紹介されている。

 観光公社は、日本の風水に関心の高い層を狙って、韓国の故宮や朝鮮の王陵など、風水地理思想を基に造成された主な風水スポットをパワースポット観光コースとして開発するための活動を昨年から進めてきた。

 この一環として、日本で有名な風水の専門家である李家幽竹氏を招請し、韓国のパワースポットを検証。商品化するため、現場踏査を行っている。

 観光公社のイ・チャム氏は、「昔から風水の思想が根付いている韓国には、パワースポットと呼ぶことができる場所が数えきれないほど多く、衣食住すべての面で風水の哲学が隠されている。『韓国のパワースポット』の観光商品が、日本の若い層に新たな訪韓テーマの商品として、人気となる可能性が高い」と語っている。(編集担当:李信恵・山口幸治)



■最新記事
1万人の中国観光団の旅行先、「日本ではなく韓国を選択した」―韓国メディア
韓国への外国人観光客が800万人を突破「日本からが1位、中国も急増」
上海万博閉幕「大盛況の韓国館、経済効果は7兆ウォン」―韓国
尖閣問題で日本の観光業界は大打撃、一方韓国は特需―韓国
羽田空港の国際化「ハブ空港競争、仁川が優位だが油断はできない」―韓国