【Strikeforce】ヘビー級GPは、補欠戦もワールド・クラス
プレスリリースには明言されていないが、トーナメント予備戦といえる追加カードは、シェーン・デルロサリオ×レイバー・ジョンソン、チャド・グリッグス×ジャンピエロ・ヴィランテ、ヴァレンタイン・オーフレイム×レイ・セフォーの3試合だ。
MMAデビュー以来10連勝中のデルロサリオ。ジョンソンも15勝3敗のキャリアで、勝利のうち13試合がKO勝ちという注目に値するリザルトを残している。何より両者とも、チャレンジャーズで2連勝中(デルロサリオ)、3連勝中(ジョンソン)とストライクフォースで実績を伸ばしてきた。
デルロサリオはブランドン・キャッシュ戦でよもやのKO負けの危機をオモプラッタで逆転一本勝ちし、昨年7月にもロロヘア・マヘをWBCムエタイ世界王者らしくヒザ蹴りからアッパーの連打で下している。「チャレンジャーズで勝利し、ビッグショー出場のチャンスを掴んだ。上昇志向のある二人の対戦が楽しみでならない」とチーム・オーヤマ所属の寝技もできる打撃系ファイターのデルロサリオは語っている。
一方、「銃で撃たれたことでなく、ファイターとして知名度を上げたい」というジョンソンは、SHOMMA(※現在のチャレンジャーズ)でストライクフォース・デビューを飾った2カ月後、09年の独立記念日に家族BBQパーティーにこうじていたところ、銃で襲撃を受け3発被弾した。
長いリハビリ期間を経て、昨年3月に復帰後も2連勝したジョンソンは、全試合がパンチによるTKO勝ちと、ストライクフォースの名に相応しい活躍を育成大会=チャレンジャーズでしてきた。
一発の重さではジョンソン、総合力でデルロサリオ。ただし、両者パンチを受けるシーンもあり、スタンドでは予断の許さない打撃戦が見られるだろう。
グリッグスはチャレンジャーズ出場経験こそないが、8月のSHOWTIMEイベントでボビー・ラシュリーの対戦相手に抜擢され、ここでTKO勝ちとアップセットを見せ、リザーブファイト出場の機会を得ている。
そのグリッグスと対戦するヴァランテは、7勝1敗の戦績を持ち、ハイスクールからカレッジに掛けてレスリングとフットボールで活躍。彼自身、NFLでのプレイを夢見ていたが、実際にNYジェッツとフィラデルフィア・イーグルスのトライアウトを受けたが、その夢は実現に至らなかった。
「レスリングコーチの一人が、MMAを戦ったことがあり、数秒でKO勝ちをした。それを見て俺もやりたい」と感じたMMAでの成功を目指すこととなった。東部のMMA登竜門イベント=リングオブコンバット(バンタム級王者ニック・ペース、フェザー級王者エジソン・バルボーサは、ともにUFCに出場中)のヘビー級王者となったヴィランテが、待望のメジャーデビューを果たす。
この4選手のMMA合計戦績は、41勝5敗となっており、まさにワールド・ヘビー級GPリザーブファイトに相応しいマッチメイクだ。この4者の合計キャリアを上回る63戦の経験の持ち主オーフレイム兄(※28勝25敗)は、これがMMA3戦目となるレイ・セフォーと対戦。スタミナと忍耐力に難のあるオーフレイム兄だけに、打撃で上手をいくMMAではグリーン・ボーイのセフォーを相手に苦戦することは十分に感じられる。
オーフレイム兄×セフォーはともかくとして、デルロサリオ×ジョンソン、グリッグス×ヴィランテ戦はトーナメント・フォーマットを用いることで、ようやく点でしかなかったストライクフォースのストーリーラインに繋がりが出てきた好カードといえるだろう。
[対戦カード&詳細はコチラ]
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