ル・マン24時間、トヨタ悲願の初V目前も…“残り3分で”目を疑う光景 チームの誰もが絶句した歴史に残る瞬間

6月13日、いよいよ決勝レースを迎えるル・マン24時間レース。現在配信中の『ABEMAモータースポーツ完全ガイド2026』では、過去のWEC/ル・マン史に残る耐久レースならではの記憶に残る名場面が紹介された。
注目を集めたのは、2016年のル・マン24時間レースにおける終盤の展開だ。当時、ポルシェとLMP1クラスで鎬を削っていたトヨタは参戦31年目で5号車が悲願の総合優勝に向かって直走っていたが、レース終了まで残り3分となる23時間57分で目を疑うような光景が繰り広げられた。チームの誰もが絶句した歴史に残る瞬間と、スタジオ出演者たちが言葉を失い圧倒されたリアルな反応が大きな反響を呼んでいる。
レースはスタートから23時間50分が経過し、トップを独走するトヨタの悲願達成は目の前のはずだった。2位を走るポルシェも優勝を諦めてピットインする姿にトヨタ陣営は完全に勝利を確信していた。しかし、23時間54分に状況は暗転する。ドライバーの中嶋一貴(トヨタ)から「ノーパワー。アイハブノーパワー」という悲痛な無線が入る。
優勝目前で発生したまさかのマシントラブル…あまりにも過酷で長いラップを経て、23時間57分についにその時が訪れた。ホームストレートで5号車は完全に停止し、その横をポルシェが通過。残り3分でトヨタの夢は散った。
トヨタ陣営のスタッフは一様に言葉を失い、口を手で覆う落胆模様。対してポルシェ陣営が涙を流して歓喜する劇的結末だった。
トヨタはこの悲劇を乗り越え、2018年から2022年までル・マン5連覇という偉業を成し遂げた。一方で、直近の2023年から2025年にかけてはフェラーリが3年連続で制しており、13日23時に決勝を迎える今年のル・マンで、トヨタは4年ぶり通算6度目の総合優勝を狙う。(ABEMA『世界耐久選手権2026』/(C)WEC)
