毎週月曜日にYouTubeで公開される【モナキ誕生 密着ドキュメンタリー】も人気(公式Xより)

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 趣味やアイドル、恋愛などに深く夢中になってしまうことを指す「沼にハマる」「沼る」という言葉。日常でも使われている用語だが、いま話題の4人組男性グループ「モナキ」の快進撃にも「沼る」人たちが急増している。

【写真】振付のジャンプも話題のおヨネ

 なかでもファンを熱狂させているのが、最年少で小柄な黄色担当・おヨネ。「目が離せない」「面白半分で見ていたのに応援したくなる」「憎めない」と沼る人が続出している。気づけばSNSで追いかけてしまうおヨネの中毒性について、臨床心理士の岡村美奈さんが考察する。

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「純烈」の弟分として、4月8日に「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」でメジャーデビューした「モナキ」。SNSの総再生は13億回を超え、イベントにはファンが集まりすぎて中止になることも。爆発的な人気を集めるモナキの中でも、特に目立っているのが黄色担当おヨネさんだ。

 モナキは純烈リーダー、酒井一圭さんがプロデュースした「セカンドチャンスオーディション」で選ばれたメンバー4人によるボーカルグループ。平均年齢は33歳と高めで、戦隊ヒーロー出身者が2人、元会社員や一級建築士とキャリアも個性的なら、キャラも個性的。グループ名の由来は”名もなき者たち”の真ん中をとって「モナキ」。

 昭和歌謡の雰囲気が漂うメロディーでサビは関西弁、担当カラーの衣装を纏って真似しやすい振付を踊る彼らは、スタイリッシュでファッショナブルな憧れのアイドルという様子から遠い。ところが、気づけばスマホで繰り返し動画を見てしまう。

 特にTikTokで話題沸騰中なのがおかっぱヘアのおヨネさん。オーディション時は短髪の普通の青年が、髭を生やすなどのトライをしたのち、デビューしたらおかっぱでクセの強いキャラに変身していた。

黄色担当おヨネが与える「感情のボラティリティ」

 おヨネさんのコミカルな見た目は、すぐに覚えてもらえるし、注目を集めやすく、誰もがコメントしやすい。何よりメンバーカラーの黄色は、明るく楽しく陽気で自由なイメージがあり、それでいて人々の注意を喚起させる目立つ色だ。

 最初は”なんだこの格好””何このヘアスタイル”と思った人たちも、懸命に歌い踊り、全力でファンサービスする彼の姿に沼っていく。そのキャラは人々に与える感情の幅が大きいのだ。

 人はポジティブな感情とネガティブな感情が入れ替わる頻度が多いほど、そこにハマりやすくなる。「何だこれ?」という戸惑いの気持ちが、「面白いかもしれない」という興味に少しでも変わると、ダンスの下手さに苦笑しても、明るく元気に力いっぱい踊る姿に頑張っているんだと好感を持ち、歌のうまさに感心する。これが人に与える「感情のボラティリティ」だ。喜んだり不安になったりという起伏が大きいおヨネさんに、見た人たちは沼っていく。

 モナキとしての自分を懸命に頑張りながら、全力で楽しんでいるように見えるおヨネさん。この楽しんでいる、というのもおヨネさんへの中毒性をアップさせる。

 人は”私たちは○○というグループです”というより、”私たちは○○というグループで、それを楽しんでいます”という方を信頼し応援したくなる傾向がある。アイドルでいえば、スマートに涼しい顔をして歌って華麗に見事なダンスを見せるグループより、一生懸命力いっぱい歌って踊って、楽しそうな方に好感を持つ。”楽しんでいる”の裏に、楽しいからこそ努力しているんだなという仕事への熱意と誠実さを感じるからだ。

 イケメンだらけのグループが見せる完璧なパフォーマンスは、憧れの対象や鑑賞にはいいけれど、近寄りがたく親しみやすさはない。その点モナキは、ファッションでいえば「基本は抑えているけれど、そこに抜け感や外しがプラスされている」といったところか。だから、親しみやすく話しかけやすい。その抜け感を誰よりも感じさせるのがおヨネさんだ。

 デビューからわずか2か月でNHK『うたコン』に出演し、年末のNHK紅白歌合戦出場の話題まで出てくるモナキ。7月1日の『2026 FNS歌謡祭 夏』出演も発表された。

 今後も”モナキ沼”は拡大していくのだろう。