日の丸での初ゴールとなった。日本代表DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)は7日に完全非公開で行われたU-19日本代表との練習試合でゴールを決めた。

 練習試合は35分×4本の変則マッチで行われた。試合内容を一部公表した森保一監督によると、3本目に日本代表が先制。MF鈴木唯人の右CKからの混戦で鈴木淳がゴールに押し込んだ。非公式ではあるものの、鈴木淳にとって日本代表初ゴール。「押し込んだだけなんであれですけど……そういうところに関われていければいい」と謙虚に振り返った。

 メキシコ・モンテレイでの事前キャンプを終え、「まだ練習試合なので、本番をやってみないとわからないけど、今のところは順調」と胸を張る。「そういう数字にこだわれば、勝敗にかかわる仕事ができる。常に目指していきたい」(鈴木淳)。初の大舞台での正真正銘の代表初ゴールを目論んでいた。

 2025年6月のA代表デビューまで世代別代表の選出経験がなかった鈴木にとって、成長の場となったのはプロキャリアをスタートさせた湘南ベルマーレだ。所属時にはボランチからCBへのコンバートを経験。その流れを作ったのは、当時の指揮官であり、今回U-19日本代表を率いた山口智監督だった。

 25年夏にコペンハーゲンに移籍して以来の再会。山口監督からは「がんばれよ」とシンプルなエールをもらったという。「すごくお世話になった方。ひさしぶりの再会だったのでうれしかった」。鈴木は目を細めながら、W杯メンバーまでこぎつけた現状に決意を新たにする。

「この立場になったらやるしかない。とにかく結果だけを求めてやりたい」。いまではCBだけでなく、WBで起用される可能性もある。複数ポジションをこなせるきっかけとなった指揮官には直接お礼は伝えたことはないというが、「心の中では?」と報道陣に問われると、「そうです」と小さく感謝の意を示していた。

(取材・文 石川祐介)