皇族数確保策に関する「立法府の総意」案を各党派に示すため、衆参両院が開いた全体会議=8日午後、衆院議長公邸

 衆参両院は8日、皇族数確保策に関する全体会議を衆院議長公邸で開き、両院正副議長がまとめた「立法府の総意」案を衆参13党派に示した。自民、中道、維新の会、国民、参政、みらい、公明7党がおおむね賛同した。森英介衆院議長は10日に再び全体会議を開催し、取りまとめる方針を表明。記者会見で「今国会中に皇室典範などの改正にこぎ着けたい」と重ねて強調した。

 総意案は「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」と「皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」の主要2案を了とし、総意に基づく法制化を政府に要請する内容。参院野党第1党の立民は賛否を明らかにせず、10日の全体会議で党見解を明らかにすると述べた。

 中道の笠浩史氏は総意案に党見解がおおむね反映されたとして、基本的に賛成すると記者団に語った。立民の長浜博行氏は10日に総意を決定するとした衆参正副議長の方針に反対した。

 総意案は現在の女性皇族に関し、現行制度下で人生を歩んできたことに触れ、身分を保持するかどうかの本人の意向を尊重するなど一定の配慮を求めた。