会見で涙ながらに謝罪した阿部監督(C)共同通信社

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【巨人阿部監督 電撃辞任劇「3つの疑問」】#1

【続きを読む】(2)「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

 26日、巨人が阿部慎之助監督(47)の辞任を発表した。18歳の長女に対する暴行容疑で現行犯逮捕という衝撃の一報が流れてから、わずか12時間後の辞任劇となった。

 この日、午前9時20分すぎに東京・大手町の読売新聞本社を訪れた阿部監督は山口寿一オーナーと面会。「伝統ある巨人軍の監督の名を汚した」と辞任を申し入れ、「暴力を振るった事実は重く、監督を続けることは許されない」とした山口オーナーに受理された。

 それにしても、巨人の対応は素早かったという印象だ。捜査関係者によれば、阿部監督が現行犯逮捕されたのが、25日の午後8時前。一報が流れたのが午後10時すぎで、十分に情報収集する時間があったと思えない中、午後11時すぎには球団の国松徹社長が「極めて深刻に受け止めています。阿部慎之助監督については進退を含め処分を検討します」と、「進退」に言及して踏み込んだコメントを公表したのだ。

「球団社長が『進退を含め処分を検討』とコメントした時点で、すでに球団内で“阿部解任”の方向性は固まっていたのだと思う。逮捕という事実は重く、いかなる理由があっても暴力は許されないというのは分かる。ですが、阿部監督も言っているように、あくまで『家庭内の問題』という受け止め方もできる中での、迅速な判断でした」(巨人OB)

 実際、暴行を受けたとされる18歳の長女は「殴る蹴るなどといった事実はございません」「私の過度な状況説明によって報道内容が事実と異なってしまった」「父とは既に仲直りしております」と釈明している。

「阿部監督は今年が3年契約の最終年で、後任の最有力候補は松井秀喜さんというのが衆目の一致するところです。その松井さんは、阿部監督の後釜に座ることをよしとしていない、という話がある。目をかける弟分の阿部監督を自分が追い出すような形を避けたい意向だというのです。今回の不測の退任劇で、結果的に松井さんの懸念が解消されるとすれば、巨人の対応は腑に落ちる、といううがちすぎた見方もあります」(放送関係者)

(#2=「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか へ続く)