泉健太氏の公式Xより

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中道改革連合泉健太衆院議員が9日、自身のX(旧Twitter)を更新。オンライン署名サイト「change.org」でスタートした「<小学生になったら青切符の対象で乗せられない>自転車送迎が必要なすべての人たちの声を法律に反映してください」との訴えに反応し、「全国の親の皆様、安全性や耐久性を確保した上で、道交法の規則を改正できないか動いてみます」と先陣を切った。

先月1日、道路交通法の一部改正が施行され自転車への「交通反則通告制度」いわゆる“青切符”の導入がなされた。小学校入学後の子どもを乗せた場合では、3000円の反則金が科される可能性がある。

とは言っても、大人の2人乗りNGが厳格化されるだけで正しく子どもを乗せている分には、これまで通り大丈夫のようだ。子どもを2人乗せられるのは「幼児2人同乗用自転車(SGマーク等があるもの)」に限られるが、その対象は未就学児のみ。要は、自転車の荷台にチャイルドシートを2つ装備して子どもを前後に乗せるのはNGである。これまでは見逃されていたケースも現在は青切符の対象になる。

さらに、「前抱っこ」での運転はNG。年齢の制限はあるが、子どもをおんぶするのはOKだが、抱っこひもでの「前抱っこ」をしながらの運転は禁止された。また、一時停止が取り締まりの対象になった。

すると、冒頭の署名活動がスタートし、こうした現状について「日本には、小学生以上の子どもを自転車に乗せることを想定した (1)法律(道路交通法上の規定)が、ない (2)自転車・乗車装置の安全規格が、ない (3)チャイルドシートやジュニアシートなどの座席(同乗用装置)が、ない」と説明。障害のある子どもを持つ保護者や、車を持たない保護者にとって、自転車での送迎が制限されるのは大きな問題だと訴え、「自転車での送迎が認められる年齢制限の引き上げ」や「チャイルドシートやジュニアシートなどの座席(同乗用装置)の安全規格の策定」を求めている。

こうした活動が泉氏の目に留まり、「親の自転車に児童を乗せられる?就学前までは2人乗せられますが、小学校低学年までも、1人で良いので親の後部に乗せたいという声が」と投稿した。

保護者達からの共感の声

この泉氏の動きに全国の自転車送迎をする保護者たちから、「自転車での送迎に制限がかけられ死活問題。どうにかしてください!」「安全を優先するのは親の務めではありますが『幼児2人同乗用自転車』への乗り換えは困難です。なんとか法律を覆してほしい」「子どもを送迎する親たちにとって厳しい現実です。泉さんの行動に感謝します」といった共感の声が寄せられ、思いを託された。

このエールに泉氏は翌10日、「投稿に、有益な多くのコメントをいただきました。感謝です」と投稿。海外などで使われている子どもを乗せることのできる自転車の写真を添え、「3輪、タンデム、いろんな方法があるので、体重や身長を基準に、電動アシストの最高速度や安全性、耐久性を確保しつつ、低学年の児童を後部に乗せられる自転車を考えてみます」と希望の光をともした。

今回の道路交通法改正では自転車の2人乗りがクローズアップされているが、それだけではない。約113種類の違反が対象となり、ながらスマホには1万2000円の反則金が科された。また同日に施行された同法には、自動車のドライバー側にも見逃せない新ルールが盛り込まれている。その一方で、日本の自転車専用道路は整備されている道が少なく、走る場所を用意せずに罰則だけを先行させるこの構造は、いかがなものか。

だが、全国各地では防ぎようのない事故が多発し、幼い命が奪われているのも確かである。どこかで制限をかけなければならない状況であるからこそ、ルールが厳しくなったということは肝に銘じておくべきではないだろうか。