住宅街に山積みのプラスチックなど…“ゴミ”めぐり波紋 業者側は… 愛知・豊橋市
愛知県豊橋市の住宅街に積み上がったプラスチックなどの山。廃棄物なのか、再利用できるものなのか、住民らが市に対し、立ち入り検査を求めるなど、いま波紋が広がっています。
■近くに住む市民「景観悪くなる」火災を心配する声も

現場は愛知県豊橋市の住宅街。住宅のすぐそばに積み上げられた大量の袋。身長をはるかに超える高さで、中に靴や布のようなものも。小分けに梱包(こんぽう)されて積み上げられ、ネットで覆われています。
“ゴミ”の近くに住む豊橋市民
「景観が悪くなる。目の前に“ゴミ”があると、この家は何なんだろうなと。住宅街で近くだし、山の方ならまだわかりますけど」
住民が「ゴミ」と表現するこの山。この場所だけではなく、3キロほど離れた場所でも。
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“ゴミ”の近くに住む豊橋市民
「家がそこの奥で、見渡す限り…」
景観の面だけでなく…
“ゴミ”の近くに住む豊橋市民
「そこがガサっと崩れて」
“ゴミ”の近くに住む豊橋市民
「町内のゴミの掃除の時『なんで私たちが拾うんだろうね?』って言っていた」
可燃物が積み上げられているため、火災を心配する声も。衛星画像で見ても、この通り。
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実はこれ、5年以上前から地元の「廃棄物処理業者ら」が積み始めて、同様に山積みにされた場所は市内8か所に。すべて同じ業者が関係していて、消防に、合わせておよそ3万2000トン分の届け出がされているということです。
自治会などが弁護士を招いて勉強会を開くと、およそ100人の住民が参加。豊橋市に対して立ち入り検査などを求めていて、積極的に対応しない場合、法的措置も検討するとしています。
■所有者の業者「廃棄物ではない」

目的はいったい何なのか。所有者の廃棄物処理業者に話を聞くことができました。
所有者の廃棄物処理業者
「プラスチックなどの合成樹脂類を選別してまとめたもので、廃棄物ではない」
業者によると、これはゴミではなく再利用するための合成樹脂類。現在、これを燃料に加工する技術を開発中で、金銭的な価値がある「有価物」を一時的に保管していると主張しています。
所有者の廃棄物処理業者
「消防や行政からアドバイスいただきながら、国の指針に基づいてできることをやっている」
消防に届け出をして法令を順守した上で、ネットを張るなど対策もしていると主張しています。
■“価値のあるモノ”か“ゴミ”か…市の対応は

“価値のあるモノ”だと主張する業者と“ゴミ”だと問題視する住民。それぞれの主張に対し、市は…
豊橋市 環境部 廃棄物対策課・丸山憲治さん
「物が飛散しているだとか、強い悪臭がするといったことがないので、ただちに廃棄物であると断定できる状態にはないのかなと。現時点では業者との話し合いのなかで改善をお願いしていく」
