NASA(アメリカ航空宇宙局)が主導する「アルテミス合意」への署名が加速しています。2026年4月20日から5月4日までに5か国が新たに署名し、署名国は合計66か国に達しました。


アルテミス合意とは、アメリカ主導の有人月探査計画「アルテミス」を念頭に置いた、宇宙探査・利用を行う際の諸原則に関する国際的な合意のこと。日本はアメリカなどとともに最初の8か国の1つとして2020年10月に署名しています。


今回署名した5か国と署名日(いずれも署名式が行われた現地日付)は以下の通りです。


ラトビア(4月20日・62番目)ヨルダン(4月23日・63番目)モロッコ(4月29日・64番目)マルタ(5月4日・65番目)アイルランド(5月4日・66番目)
【▲ アルテミス合意の参加66か国の一覧。2026年5月7日時点(Credit: NASA)】

ESA全23正式加盟国がアルテミス合意に参加

5月4日にはマルタとアイルランドが同日に署名しました。アイルランドのピーター・バーク企業・観光・雇用大臣はNASAワシントン本部で行われた署名式で「海に育まれ、常に水平線の向こうを見つめ、世界中へ旅立ち、遠くの地との絆を築いてきた島国として、アイルランドはその同じ精神を新たなフロンティアへ持ち込めることを誇りに思います」と語っています。


アイルランドの署名により、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の全23正式加盟国がアルテミス合意の署名国となりました。SpaceNewsによれば、EU(欧州連合)27加盟国のうちアルテミス合意に署名していないのはクロアチアのみです。


アルテミスII成功が署名加速の背景か

署名の急増について、アルテミス合意の策定に携わったレッドワイヤー・スペースのマイク・ゴールド社長は「アルテミス計画が前進し成功を収めるにつれて、ますます多くの国が参加するようになるでしょう」と述べています。


2020年10月に8か国で始まったアルテミス合意は、2024年5月に40か国、2025年5月に55か国に達し、2026年5月には66か国に到達しました。


 


文・編集/sorae編集部


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