マツダ新「ファミリア“バン”」一部改良モデル

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ますます魅力的な商用バンに進化!

 2026年1月30日、マツダは商用バン「ファミリアバン」の一部改良モデルを発表しました。あわせて同日より販売が開始されています。
 
 かつてのマツダの主力モデルである「ファミリア」の名称を残すモデルですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

 1963年に登場したマツダの「ファミリア」シリーズ。1980年代には「赤いファミリア」が大ヒットし、ひとつの社会現象にもなりました。そして現代においてもシリーズが継続されている超ロングセラーモデルです。

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 車名の由来は、「家族」を意味するスペイン語「ファミリア」からきています。もともとは家族揃って出かけられるクルマという想いが込められたクルマです。

 なお、乗用モデルのファミリアは2004年に終売しており、後継は「アクセラ(現:MAZDA3)」が担っています。

 シリーズの中で、商用車として販売されてきたのが「ファミリアバン」です。実用性を重視し、デザインもシンプルな5ドアバンという成り立ちです。

 元々は自社生産モデルだったファミリアバンですが、1994年に登場した7代目から日産「ADバン」のOEMモデルとなり、9代目まで継続されました。

 そして、2018年に登場したのが現行モデルとなる10代目です。ADバンからトヨタ「プロボックス」のOEMモデルに変わっています。

 ボディサイズは全長4245mm×全幅1690mm×全高1525-1530mm、ホイールベース2550mmで、扱いやすい4ナンバーサイズを維持しています。

 大きなガラスエリアにより後方視界も広く、狭い道路でも運転しやすい造りになっています。

 ビジネスシーンを想定した細かな装備も充実しており、インパネ中央にはノートPCや弁当が置ける引き出し式テーブルも装備。

 紙パックのドリンクが置けるドリンクホルダーも配置され、仕事中でも車内で快適に過ごせる配慮が感じられます。

 パワートレインは1.5リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドの2種類があり、トランスミッションにはCVT(ハイブリッド車は電気式無段変速機)が組み合されています。駆動方式は2WD(FF)と4WDです。ガソリンモデルでは最高出力109PSを発揮します。

 カタログ燃費(WLTCモード燃費)はガソリンモデルで17.3km/L、ハイブリッドモデルで24.2km/Lを記録しています。ビジネスシーンで使用するには嬉しい燃費性能といえるでしょう。

 そして2026年1月30日、一部改良モデルが発表されました。

 今回の一部改良では、先進安全装備の拡充や実用性の向上が図られており、2025年11月25日にトヨタが実施したプロボックスの改良内容が反映されています。

 安全装備面では先進運転支援機能(ADAS)が進化し、衝突警報・衝突回避支援ブレーキ機能「プリクラッシュセーフティシステム」は検知範囲が拡大しました。

 また、危険を先読みして運転操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」を新たに採用。

 さらに「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付/停止保持機能なし)」も全車に標準装備となり、長時間運転時の疲労軽減に役立ちます。

 安全装備の拡充に合わせて、フロントバンパーやグリルまわりも新デザインへと変更されています。

 室内では、アナログメーター内に4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが採用され、ステアリングホイールの形状も変更されました。

 ボディカラーは「ホワイト」と「シルバーマイカメタリック」の2色をラインナップします。

 一部改良されたファミリアバンの販売価格(消費税込)は、ガソリン車が197万4500円から222万2000円、ハイブリッド車が209万4400円から233万4200円となっています。

 一部改良により、実用性も安全面もさらに進化したファミリアバン。乗用モデルがすっかりなくなったいまでも、まだまだその名称を残すビジネス車として活躍してくれるクルマでしょう。