東京V対鹿島を視察に訪れた森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表の森保一監督は4月29日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第13節の東京ヴェルディ対鹿島アントラーズを視察。味の素スタジアムで囲み取材に応じ、国際サッカー評議会(IFAB)が適用を承認し、6月に開幕する北中米ワールドカップから導入される新ルールに言及した。

 28日のIFABの年次総会で発表された主な新ルールが、遅延行為の厳罰化などだ。

 スローインやゴールキック時に“5秒ルール”が設定され、故意にプレーを遅らせていると主審が判断した場合は、5秒間のカウントダウンがスタート。カウントダウンが終わるまでにプレーが実行できていなければ、相手チームにスローインが与えられ、ゴールキックだった場合は相手のCKになる。

 また、選手交代時にも時間制限が設けられる。交代ボードが掲げられてから、交代する選手が10秒以内にピッチに出なければ、途中出場の選手はプレー再開から1分が経過し、プレーが途切れるまで出場が認められないことに。さらに、負傷の治療を受けた選手は、プレー再開後から1分間はピッチの外で待機しなけれなばならないという。
 
 これらの新ルールについて、森保監督は「選手や我々スタッフは覚えること、対応することの大変なところはありますが、プレーを続けることで、よりサッカーの魅力を引き出していこうというルール改正。そこはポジティブに捉えていきたい」と見解を示した。

 森保監督自身、「アクチュアルプレーイングタイムを長くすることは、広島時代から今も含めて、こだわってきたこと」とし、「日本人は(プレーを)続けられるメンタリティを持っているので、プラスになれば良い」と前向きだ。

 その他、今夏のワールドカップから適用されるルールとしては、差別的な発言の隠蔽を防ぐため、ピッチ上で口論になった場合に口を覆った選手は、レッドカードの対象となる可能性がある点や、VARの運用も一部変更に。これまでは介入の対象外だった2枚目のイエローカードが提示されたシーンや、間違ったCKの判定に対しても介入が認められるようになるという。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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