タイタニック生存者の救命胴衣、1.4億円超で落札 予想はるかに上回る

(CNN)1912年に沈没した豪華客船「タイタニック」号の乗客が着用していた救命胴衣が18日、オークションに出品され、67万ポンド(約1億4400万円)で落札された。予想をはるかに上回る金額となった。
オークションを主催する英ヘンリー・オールドリッジ・アンド・サンによると、25万〜35万ポンドでの落札が見込まれていたこの救命胴衣は、タイタニックの生存者のものとして唯一、初めて出品されたもの。
着用していたのは一等客室に乗船していた女性乗客ローラ・メイベル・フランカテッリだった。
1912年4月10日の出航当時、世界最大の客船だったタイタニックは「不沈」とされていた。しかし4日後の14日午後11時40分、北大西洋で氷山に衝突し、3時間足らずで沈没。乗船者は約2220人だったが、救命ボートが足りず、生存者はおよそ700人のみだった。
フランカテッリはファッションデザイナーの秘書としてタイタニックに乗船。デザイナー夫妻と共に救命ボート1号に乗り込み、3人とも助かった。
ライフジャケットはキャンバス地のポケット12個にコルクを詰め、肩当てとサイドストラップが付いている。フランカテッリのほか、この救命ボートで救助された乗船者の署名が入っている。
オークション主催者は開催に先立ち、この救命胴衣について、これまでに販売されたタイタニック関連の出品の中でも「特に象徴的な品目の一つ」と評し、「コレクターにとっては一世一代のチャンス。タイタニックの生存者によるオークションへの出品は、唯一これしかない」とCNNに説明していた。
この胴衣は「次の収集家にバトンを渡す時だと判断した」人物によって出品された。
