■3.2メガピクセルオートフォーカスカメラはけっこう使える

911Tで写真を撮って思うのは、デジカメのようなスタイルで撮れるのが便利だということ。そしてマクロの切り替えをすることなく接写できるのもありがたい。ただ、待受画面時に本体サイドのカメラキーを押すだけでカメラが起動するのは便利なようでミスも多く、キーロックせずに鞄などに入れておくと自動的にカメラが起動していたりするのだ。実際に持ち歩いていると、けっこうカメラが起動していることが多かった。キーロックしておけばいいのだが、それはそれでけっこうめんどうではある。

あと、auのW52Tでも感じたのだが、暗めのところで撮影すると、かなりシャッタースピードが遅くなる傾向があるので手振れしやすくなる。これは要注意。撮影した写真は多少黄色がかっているが、そこそこキレイな方といえる。実際に撮影した写真を見ていただこう。

●晴天時に撮影した写真


●雨天時に撮影した写真


●屋内で撮影した写真


●マクロ撮影した写真


●蛍光灯下で撮影した写真


●電球下で撮影した写真


●夜景をオートモードで撮影した写真


●夜景を夜景モードで撮影した写真


■Kijimoto's EYE

911Tは、ワンセグに音楽機能、おサイフに電子辞書など、高機能が満載されていているので、役立つだけでなく楽しめるケータイである。しかし、前述したがボタンの押しづらさがどうしても気になるのだ。薄くするためにはしかたがないのかもしれないが、やはりケータイは電話とメールがメイン。はじめてこの端末を触ったとき、すぐに電話をしてみたのだが、11桁の電話番号を押すのに3回も間違えてしまった。使っていくうちに慣れるとはいえ、ボタンの押しづらさはちょっと問題かなと筆者は感じた。付加価値も重要だが、付加価値の前にメインの機能がきちんと使えるかどうかは重要なことだと思うのである。

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911T
ソフトバンク

編集部:木地本 昌弥
「パソコンですぐできる写真俳句」(毎日新聞社) 「その場で解決!ファイル操作とデータ管理」(技術評論社)など50冊以上の書籍を執筆。携帯電話やパソコン、IT関連から取扱説明書まで執筆ジャンルは幅広く、ITジャーナリスト・携帯電話評論家としてテレビやラジオ、講演もこなす。詳細は、著者のホームページ「我流珍述」プロフィールページまで。
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