過去3年の年率リターンが46.33%、「WCM 世界成長株厳選ファンド」の運用成績が突出した理由とは?
朝倉氏:当ファンドは、昨年のトータルリターンが40.27%、シャープレシオも1.89ということで、リスクを加味した運用の効率性の指標としても本当に素晴らしい数字でした。さらに3年間で見ますと、年率リターンが46.33%です。
パーセンタイルランクも、類似ファンド分類の中で上位1%ですから、もうほぼトップということで、3年のシャープレシオも2.37と圧倒的な成績です。このファンドがなぜこれだけ高い成績を継続できるのか、その秘訣もあると思いますが、まずWCM社という企業も含めて、改めてこのファンドの特徴を教えていただければと思います。
佐藤氏:当ファンドは世界各国の株式に投資を行っておりますが、そのフィルターとして、やはり単なる参入障壁ではなくて、参入障壁が持続するかどうかというところだったり、企業文化というとぼんやりしたイメージですが、やはり企業の業績というのは従業員から導かれるという思いから企業文化の分析を行います。あとは構造的成長力だとかバリュエーション、こういうところをすべて考慮して、ベスト・アイデアを出して集中投資を行っていくファンドになっています。
朝倉氏:足元では、インデックスファンドや他のアクティブファンドのポートフォリオとは全く異なっているのですよね。
佐藤氏:そうですね。米国株への偏重だとか、ITセクターへの偏重、あるいはマグニフィセント7を筆頭とするような超大型銘柄への偏重、こういうものが全く見られないポートフォリオになっています。当ファンドでは「ネクスト・ジェネレーション」という愛称を使っていますが、次世代を担っていくような企業を早期に発掘して投資していくというのをコンセプトにしておりまして、他のファンドと比較すると、大型株ではなく中小型株に若干ポートフォリオが寄った構成になっているのも、今回の非常に良いパフォーマンスの要因になっていると思います。また、構造的成長力というのは、グローバルに長期的な構造変化というのは常に起こっていますので、そういった変化を捉えた企業への投資が非常にいい成績につながっていると考えています。
朝倉氏:一般的な運用会社というとウォール街だったり、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、こういうところにあるんですけれども、WCM社はカリフォルニアのラグナビーチというところに本社を置いていますよね。
佐藤氏:そうなんです。ラグナビーチというのは、ドジャースタジアムより少し南の高級住宅地の近くにあります。なぜそんなところにあるのかというと、周りの雑音に惑わされずに独自のアイデアを追求するという目的があり、そこに本社を置いているという、非常に特徴的な会社です。
