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 ◇セ・リーグ 阪神9―3ヤクルト(2026年4月7日 甲子園)

 阪神・佐藤輝に待望の一発が飛び出した。7―3の8回2死一塁から、大西の初球シュートをはじき返し、バックスクリーン左へ今季1号を突き刺した。開幕10試合目、44打席目の一発。22年に続く2度目の甲子園開幕弾は、2リーグ制以降の球団左打者では初。92年のラッキーゾーン撤去後に限れば、こちらは球団史上初となる偉業だ。

 「またフェンス直撃かなと思ったけど、入って良かった。いい当たりだったので、良かった。ヒットが出ているのはいいことなので、特に(本塁打が出ない)焦りもなかった」

 スタンドインは時間の問題だった。4日広島戦でも、中堅フェンス上部に当たる痛烈二塁打を放ち、あとは角度さえつけば――という状態だった。この日も4回の2打席目から遊撃内野安打、右前打、中前打と続いた5打席目に、2試合ぶりの4安打も決める鮮烈な弾丸。手が付けられない27歳の打率・381、16安打はリーグトップ、8打点は同トップタイに躍り出た。来た球を“マン振り”するだけではなく状況に応じた頭脳的な打撃も、快進撃の要因と言える。

 「なかなか甘い球は来ないのでね。ある程度(ボールを)絞りつついっていますね」

 7回、才木がヤクルト・丸山和に一発を浴びていた。追いすがるツバメにトドメを刺した一撃。藤川監督も「4番がしっかりゲームを終わらせてくれるというところでは、待っていたといいますか、一番いいところでのホームラン」と激賞。5回に3号2ラン放った森下との「アイブラック・アベック弾」は、今季の確かな躍動を予感させた。 (八木 勇磨)

 ○…佐藤輝と森下のアベック本塁打は、昨季8月29日の巨人戦(甲子園)以来10度目、甲子園では4度目。佐藤輝は22年以来2度目の甲子園開幕弾。チームで2度以上は91、92年の八木裕以来6人目になるが、左打者では史上初となった。

 ○…佐藤輝は4日の広島戦に続く今季2度目のゲーム4安打。通算5度目の自己最多安打で、シーズン2度目は昨季に早くも並んだ。