イラン女子代表 新たに1人が亡命を断念 最大7人から残るは2人
オーストラリア政府は16日、人道目的のビザを発給したサッカーの女子イラン代表のうち新たに1人が亡命を断念して同国を離れたと発表した。最大7人だった亡命希望者のうちオーストリアに残るのは2人となった。
オーストラリアで開催中の女子アジア杯で敗退したイラン代表の選手は2日の韓国戦で試合前に国歌を歌わなかったことでイランのメディアから「裏切り者」と非難され、帰国後に処罰されるとの臆測が高まった。オーストラリア政府は10日の段階で選手5人の亡命を認め、翌11日にも新たに選手1人とスタッフ1人にビザを発給したと発表していた。しかし、11日のうちに新たにビザを与えた2人のうち1人が翻意。15日は3人、この日はさらに1人が続いた。
国営イラン通信(IRNA)によれば、今回続いたのはガンバリ主将で「祖国の抱擁に戻る」と報じた。一方でオーストラリアのメディアでは、遅れて亡命を希望しながら15日に断念したスタッフがイラン政府によるメッセージを選手に伝えて翻意を働きかけていたと指摘。シスルスウェイト外務副大臣は「我々は彼女たちと密接に協力してきたが、非常に複雑な状況。これらは個人的な決定で政府は帰国を選択した人々の意思を尊重する。残っている2人には引き続き支援を提供する」と語ったという。
