前日は7時間ラウンドでぐったり… 菅楓華が今大会自身初の60台で奪首「最初が肝になる」
一気に2打目地点から3番ウッドでグリーン近くまで運び、アプローチを1メートルに寄せて奪った1番パー5の“おはようバーディ”から、快ラウンドは始まった。その後も8番で10センチにつけるショットもあり前半だけで4つのバーディ。10番、12番でもスコアを伸ばし、一時はトゥデイ6アンダーまで伸ばす快進撃を続けた。ただ、400ヤード超えのパー4が3つ用意されるなど難度がさらに上がるインコースで“異変”が。「後半の14番からドライバーのタイミングがずれてしまって…。横風も強いし、怖くなってしまいました」と、ティショットが狂い始めた。この14番は1打目を右の池に入れて、初めてのボギーに。さらに16番でもスコアを落とした。「ドライバーの修正だけ。ボギーを1つは減らせた」。ここを緊急課題に挙げる。それでも、冷静にマネジメントできたことなどへの評価は変わらない。2オンが狙えた10番のパー5も、「無理せずにレイアップしました」という戦略で奪ったバーディだった。出場選手も多く、強風が吹き込んだ2日目は7時間弱のラウンドになったが、この日は負担も軽減。疲労感は残るが、あとは最終日をいい状態で迎えるだけだ。プロ2年目の昨年9月に「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝。メルセデス・ランキング4位と飛躍した。プロ転向後から成長した部分については、「気持ちが大人になりました。適当にならなくなった」と話していたが、丁寧なゴルフがこの難コースでも生きている。オフは前年の活躍もあって「不安にもなった」と言うが、春先に、しかも台湾という慣れない地で2勝目を手にしたら、そんな心配も吹き飛ぶはず。2位に3打差のトップで最終日へ。2勝目のチャンスが訪れた。ただ、このコースでは油断は禁物。「突風も来るし、それがルーティン中だとリズムも崩れる。きょうみたいに先にバーディを奪って流れよくいきたいですね。最初のドライバーが肝になると思います」。逃げ切って、国内女子ツアーとして48年ぶりに開催された台湾大会の“初代女王”へ。集中力とドライバーショットを研ぎ澄ます。(文・間宮輝憲)
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