20周年ツアーのブルーレイ『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』

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5月末で活動終了する国民的グループ「嵐」。メンバー5人はそれぞれの道を歩み始めるが、STARTO ENTERTAINMENT社との関係にも違いが生まれている。音楽関係者や民放制作者への取材によると、相葉雅紀(43)と櫻井翔(44)は同社とのエージェント契約を継続。一方、松本潤(42)と二宮和也(42)は嵐としての契約を解消する見通しだ。
松本は個人事務所を持ち、さらに長澤まさみ(38)をスターにした元腕利きのマネージャー・長野隆明氏が代表を務める交渉代理会社「一瞬と永遠」と契約している。二宮も同じ。嵐として同社と結んでいたエージェント契約を解消する。二宮も個人事務所を持つ。

大野智(45)は同社を離れることを2月末に発表済み。嵐の活動終了後は実業や芸術家活動を中心に活動していくと見られるが、「芸能界引退」とは言っていない。マイペースでの芸能活動再開も将来的にはありそう。

ほかに5人には自分たちで出資して2024年に設立した「株式会社嵐」(社長・四宮隆史弁護士)がある。同社には解散する予定がない。5人が不仲で活動を終了するわけではないことを表している。結成26周年。所属先が分かれるのは仕事観や人生観に差異が生まれたためだろう。働き盛りの40代なのだから、やむを得ない。

◆相葉は俳優・MCで安定路線

6月以降も5人の視界は良好。まず相葉は7月からテレビ朝日の刑事ドラマの続編『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜season2』(水曜午後9時)に出演することが決まった。

前作の視聴率が好調だったことから続編の制作となった。大森南朋(54)、松下奈緒(41)とトリプル主演するのも前作と同じ。相葉は元警察庁トップと血縁のある中途採用のキャリア捜査員を演じる。

相葉は俳優として高く評価されている。独特の持ち味があるからだ。正義感は強いが気の弱い男などを演じると、滅法ハマる。だから石井ふく子プロデューサーら名うての制作者が賛辞を惜しまず、主演級の仕事が絶えない。派手な役柄が似合う俳優ばかりが名優ではない。相葉は玄人受けする俳優である。

相葉には日本テレビ『嗚呼!!みんなの動物園』(土曜午後7時)などMCを務めるバラエティも3本ある。相葉が現状に不満や物足りなさを持つ要素は見当たらない。STARTOとの関係を継続するのは順当なことだろう。

◆櫻井はキャスター20年の安定感

櫻井のドラマの次回作は現在、水面下で選定中。一方で日テレ『news zero』(月曜〜木曜午後11時、金曜午後11時30 分)のキャスター業は20年目を迎えた。安定感があり、視聴者受けも良いことから、2019年以降の国政選挙時は同局の開票特番のMCも任されている。

ほかのメンバーもそうだろうが、櫻井はSTARTO社の前身であるジャニーズ事務所に育ててもらったという思いが強い。櫻井のキャスター起用は日テレの総帥だった故・氏家齋一郎元会長と故・メリー喜多川ジャニーズ事務所名誉会長によるトップ会談で決まった。櫻井の素質を見抜いた氏家氏が、日テレのニュース番組に預けるように勧め、メリー氏も即断した。

櫻井はTBS『櫻井・有吉 THE夜会』(木曜午後10時)などバラエティも自由にやれている。現時点ではSTARTO社を離れる理由が見当たらない。

◆松本は俳優路線を本格追求か

一方で松本が同社を離れるのも分かる。バラエティもキャスターもやらない松本は、俳優としてもっと高みに上がりたいのだろう。故・ジャニー喜多川氏が率いていたジャニーズ事務所は歌と踊りでトップを目指す会社だった。

同社は著名な俳優も生んでいるものの、ジャニー氏が専門的に演技を教えたことはない。STARTO社になった今も俳優の育成やマネージメントを最優先する会社ではない。

それもあり、ほぼ俳優に絞って活動するようになった元V6の岡田准一(46)たちは同社を離れた。松本も同じ道を辿るのは自然だ。