松本が2024年に契約した「株式会社一瞬と永遠」はそれぞれの俳優に合う仕事選びと条件交渉のうまさで高い評価を得ている。同社は新田真剣佑(29)と眞栄田郷敦(26)の兄弟も瞬く間に売れっ子に押し上げた。

◆二宮は自由度の高い活動へ

二宮はより自由に活動する環境をつくることで自分の可能性を試したいのではないか。7月からはTBSの大ヒットドラマの続編『日曜劇場 VIVANT』(日曜午後9時)に出演する。準主役の1人であるノコル役である。

ノコルは国際テロ組織「テント」の総帥であるノゴーン・ベキ(役所広司)の養子。テントのナンバー2だ。ベキは前作の最終回で死亡したため、役所は続編の出演者リストに名前はない。ノコルがテントのトップを継ぐのだろう。二宮の担う役割はより重くなる。

13年続いた日テレのバラエティ『ニノさん』(金曜午後7時)は2月で終了したが、4月からは同局の同じ放送枠で『金曜ミステリークラブ!!!』(同)の進行役を千鳥ノブ(46)と務める。世界各国の謎めいた出来事から出題されるクイズを解くバラエティ。活動は順調そのものだ。

◆芸能活動を一旦離れる、大野の選択

大野は嵐での活動終了と同時にSTARTO社を離れる。そのことを発表した際、「14歳からこの世界に入り、約32年間、事務所の方々、そして関わってくださったすべての関係者スタッフの皆さま、長い間大変お世話になりました」と、同社にお礼を述べた。

同社側も同じ。大野に対し、「これまでの数々の功績に対し心より感謝の意を表します」と謝意を表した。円満退社だ。大野が将来的に芸能活動を再び始めようとしたとき、同社からの離脱は支障はならない。

活動終了後の嵐に再結成の可能性があるのかというと、あると見る。たとえばジャニーズ事務所の大先輩で、大人気を博したフォーリーブスの場合、4人のメンバーが20代後半だった1978年に解散したが、24年を経た2002年に再結成した。全員50代になっていた。

解散前の4人には意見の食い違いもあった。だが、再結成時には全員がお互いをいたわり、家族のような関係に見えた。コンサートの打ち上げでは畳敷きの広間にファンも入れて酒を酌み交わし、楽しそうに青春時代の出来事を語り合っていた。

嵐の5人もいつか再びみんなで会いたくなるはず。もともと仲が良いうえ、26年もの思い出を共有しているのだから。そのとき、自分たちを支えてくれたファンのために歌うと見る。<取材・文/高堀冬彦>

【高堀冬彦】
放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞の文化部専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」編集次長などを経て2019年に独立。放送批評誌「GALAC」前編集委員