「あなたが勉強する姿を見せて」…図書館で女子中学生にわいせつ行為をした50男の“歪んだ愉しみ”
勉強中の女子中学生にわいせつ行為
「息子に勉強を教えたいので、あなたが勉強している様子を見ていいですか」
図書館で勉強中の女子中学生にわいせつな行為をした50歳の男は、こう声をかけながら隣の席に座ったという。
「警視庁深川署は、’25年12月11日までに不同意わいせつの疑いで、会社員・山長正典(やまちょう・まさのり)被告(50)を逮捕しました。山長被告は東京都・江東区の図書館で勉強していた女子中学生Aさん(当時15歳)の体を触るなどのわいせつな行為をした疑いです。Aさんの母親が警察に相談したことから事件が発覚しました。
山長被告は容疑を否認していましたが、江東区内の別の図書館でも複数の少女がわいせつな行為を受ける被害が確認されており余罪が疑われています」(全国紙社会部記者)
3月2日、東京地裁で、不同意わいせつの罪に問われている山長被告の初公判が開かれ、即日結審した。
検察官が読み上げた起訴状や冒頭陳述から明らかになったのは、少女の善意につけ込んだ、山長被告の卑劣な犯行だった。
「’25年11月下旬の昼ごろ、被告人は江東区内の図書館に赴くと、児童用閲覧室で勉強していたAさんに『小学校6年生の息子に勉強を教えたいから、邪魔しないので見ていてもいいですか』などと声をかけました。Aさんが了承すると、被告人はAさんの近くに立ち、勉強する様子を見ていました。そのうちAさんの胸を触りたいなどと考え、Aさんの隣に座ると、着衣の中に手を入れて約30分間にわたって胸を触り、その後、同所を去ったのです」
山長被告は、約1年前から江東区内の図書館にいりびたり、そこにいる女子高生や女子中学生に声をかけ、近くで勉強する様子を見たり、自慰行為を繰り返したりしていたようだ。
「隣にいることが心地よく」
図書館に行った理由は「『ドラクエウォーク』をやっていたので、充電のために行きました」と述べ、わいせつ目的ではないと主張。充電を待ちながら館内で時間つぶしをしている時に勉強している学生の姿が目に入り、「みんな、どのように勉強してるんだろう」と気になったので声をかけたのだという。
山長被告は普段から子供の教育に熱心だったのだろうか。取り調べでは、逮捕後に離婚した元妻はこう供述していた。
「10年以上、被告人と共に過ごしましたが、被告人が子供の世話に関心を持ったり、積極的に関わったことはありません。被告人が子供の進学について考えてくれたことは何ひとつなく、子供の宿題をみてくれたのも、1〜2回だけでした」
弁護人がこの供述について、「子供に勉強を教えたいなんて嘘っぱちだと元奥さんは言ってますが?」と確認すると、「子供といっしょに参考書を買いに行ったときに、この参考書を使ってどういうふうに勉強したらいいのかなと考えたことがありました」と答えた山長被告。あくまで、「子供に勉強を教える」ために女子学生の近くに座ったという主張だった。
そして勉強する姿を何度も見ているうちに、「勉強を見せてもらいながら、いっしょに隣にいることが心地よく感じるようになってきた」(山長被告)という。
Aさんへの犯行は、「魔が差した」のだとしていた。
「近くで勉強を見せてもらっている時に、偶然、腕が胸に当たって、こういうことができるんだと思ってしまいました。これまで生まれたことがない気持ちが生まれて、いつもと違う、魔が差したような状態で行動に移してしまいました」
約30分後、我に返った山長被告は、「嫌ですよね、本当にごめんなさい」などと謝罪し、その場を去ったとのことだった。
「やったことに見合った責任」とは
一方、Aさんは取り調べに「犯人から服の中に手を入れられて、頭が真っ白になってしまい、抵抗しようにも切り出し方がわからず、ずるずると被害を受ける状況になってしまった」と話し、犯行後には母親に助けを求めている。
当然、山長被告への処罰感情は強く、これまで示談にはいっさい応じてない。
この日は論告弁論が行われた。
検察は、大人の利用が少ない児童閲覧室で犯行が行われたことから、「図書館の特性を利用した卑劣な犯行」などとして、「自身の性的欲求を一方的に満たそうとする、身勝手かつ短絡的な犯行で、酌量の余地はいっさい認められない」と述べ、「拘禁刑2年6ヵ月」を求刑。
一方、弁護人は、「今後、親族の監督が期待できる」「図書館で知らない人に話しかけるなどして楽しむという、自身の行動が通常でないことは認識しており、図書館には立ち入らないと決意している」などとして「執行猶予付きの判決」を求めた。
公判のなか、弁護人の「今後、どういうことに注意しようと考えていますか」という質問に、「もう絶対に同じことを繰り返さないために、何か気になったことがあっても話しかけることはしません。そうすれば疑われることもないと思うので」と反省の弁を述べた山長被告。
四宮智彦裁判官の「今後、二度とこういうことはしないと言っていますけれども、やったことに見合った責任は取らなきゃいけないというのはわかりますね」という言葉に「はい」と答えていた。
最後まで、Aさんに話しかけたのは「性的な目的ではない」と主張し続けた山長被告は、どのような「責任」を取ることになるのだろうか。
判決は12日に言い渡される予定だ。
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取材・文:中平良

