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ドライバー重視のレイアウト

メルセデスAMGは、新型『GT 4ドア・クーペ』のインテリアを公開した。今年後半に発売される予定で、ポルシェ・タイカンやロータス・エメヤと競合する高性能EVとなる見込みだ。

【画像】メルセデスAMGの新時代を切り開く高性能EV【新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリアを詳しく見る】 全8枚

合計出力1360psの『コンセプトAMG GT XX』を発展させたモデルで、コックピットは次世代のデジタル機能とアナログな人間工学を融合させた、パフォーマンス志向の空間だ。


新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア    メルセデスAMG

中心的なのは3つのスクリーンを備えたフルワイドのデジタルディスプレイで、10.2インチのインストゥルメント・ディスプレイ、14.0インチのインフォテインメントパネル、そして助手席用の14.0インチタッチスクリーン(オプション)で構成されている。

インフォテインメントパネルとセンターコンソールはドライバー側へ角度がつけられており、左右対称の主流モデルとの差別化を図るとともに、3つの走行特性切り替えダイヤルの操作性を向上させている。「レスポンス・コントロール」はスロットルレスポンスの調整が可能で、「アジリティ・コントロール」はコーナリングでの旋回特性を変えることができる。3つ目の「トラクション・コントロール」は9段階の設定が可能だ。

「すべての運転制御を直感的に操作できるよう設計されている」とメルセデスAMGは説明する。

フラットボトム形状のステアリングホイールは他のAMGモデルと同様だ。触覚フィードバック付きの操作部と2つのコントロールダイヤル(ドライブモード用とサスペンション用)を備え、各ダイヤルには液晶ディスプレイが内蔵されている。コラム上の大型パドルは回生ブレーキを制御する。

ルーフはイルミネーション付き

GT 4ドア・クーペには標準で4座のバケットシートが装備され、後席は個別に折りたたむことが可能だ。あるいはより一般的な3人掛けベンチシートも選択できる。

一方、特異なツインパネル式パノラミックルーフはディスプレイとしても機能する。前席乗員の上方にAMGのエンブレムを投影でき、またアンビエントライトと調和したカラーのレーシングストライプのグラフィックを映し出すことも可能だ。


新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア    メルセデスAMG

走行性能と運転の没入感へのこだわりは、合成エンジン音と疑似変速機構にも表れている。これはヒョンデ・アイオニック5 Nを彷彿とさせ、既存の『EQE 53』や『EQS 53』といった電動セダンとの違いを際立たせるものでもある。

メルセデス・ベンツの元技術責任者マルクス・シェーファー氏は昨年、『コンセプトAMG GT XX』の発表時にAUTOCARにこう語った。

「騒音、音量、振動、ギアシフトの観点で、このクルマはどのようなフィーリングを持っているのか。それは感情に訴えかけるものでなければなりません。そうでなければ役目を果たせないのです。これがAMG車の本質であり、わたし達はそれをひとつひとつAMG GT XXに注ぎ込んだのです」

同氏はさらに、「V8やV12を搭載したレース志向の現行AMG車に見られるすべての要素を、このクルマでも期待できるでしょう」

新型AMG GT 4ドア・クーペは今春後半、ブランド初の専用設計EVとして正式にデビューする予定だ。これまでのAMGブランドのEVはすべて既存のメルセデス・ベンツ車をベースとしてきた。GT 4ドア・クーペに続いて、同じパワートレインとインテリアを備えた高性能SUVも間もなく登場予定だ。