相場展望2月16日号 米国株: FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落 日本株: 自民党圧勝のご祝儀相場⇒冷静さ取り戻し始める
■I.米国株式市場
●1.NYダウの推移
1)2/12、NYダウ▲669ドル安、49,451ドル 2)2/13、NYダウ+48ドル高、49,500ドル【こちらも】相場展望2月12日号 米国株: ドル安が急進展->「基軸通貨ドル」信認に飛び火すると大波乱 日本株: 「高市ラリー」による大幅高と、高値警戒感を意識
●2.米国株:FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落
1)FRB利下げ観測後退と、AI懸念でハイテク株が売られ急落 ・雇用統計が予想を上回り⇒FRBの利下げ観測後退⇒株売りを誘う基盤へ。 ・FRB議長交代の5月までは、金利引下げは無い可能性高まる。 ・金利引下げは、7月以降との見方強まる。・シスコシステムズが▲12.3%急落し、アップル、エヌビディア、ブロードコム、アマゾンなど大型株に売りが波及した。 ・シスコシステムズ、2〜4月期粗利率が市場予想を下回った。 ・グーグルが性能向上した生成AIの新モデルを発表したことで、AIが既存企業の業務を代替するとの懸念が再燃した。
・米国株の上昇を牽引する新主役の登場が待たれる。 ・エヌビディアを脅かす新興AI企業に視点が移る可能性が出てきた。
●3.米国1月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.4%と、予想+2.5%を下回る(フィスコ)
1)前月12月は+2.7%をも下回った。 2)1月コア消費者物価指数は前年比+2.5%と、予想+2.5%と一致した。前月12月の+2.6%から下回った。■II.中国株式市場
●1.上海総合指数の推移
1)2/12、上海総合+2高、4,134 2)2/13、上海総合▲51安、4,082■III.日本株式市場
●1.日経平均の推移
1)2/12、日経平均▲10円安、57,639円 2)2/13、日経平均▲697円安、56,941円●2.日本株:自民党圧勝のご祝儀相場⇒冷静さ取り戻し始める
1)NYダウと日経平均の2/2⇒2/13の推移は、双方とも上昇も日経平均が勝る ・NYダウと日経平均の推移 NYダウ 日経平均 2/02 49,407ドル 52,655円 2/13 49,500 56,491 上げ幅 +93 +4,286 上昇率 +0.18%高 +8.13%高2)衆院選挙後の推移 ・NYダウと日経平均の推移 NYダウ 日経平均 2/06 50,115ドル 54,253円 2/13 49,500 56,491 変動幅 ▲ 615ドル安 +2,688円高 変動率 ▲1.22%安 +4.95%高 ・衆院選後では、NYダウはマイナスへ、日経平均は上昇幅を落とすも上げた。
3)衆院選挙後の日経平均の推移・・自民党圧勝のご祝儀⇒冷静さ取り戻し始める ・日経平均の推移 2/09 +2,110円高 2/10 +1,286 2/11 ▲10 2/12 ▲697 ・「高市トレード」から、利益確定売りへ ・海外短期投機筋が株価先物買いで株高となったが、利益確定売りを予想する。次は、海外短期投機筋による日経平均の下落が予想される。 ・値がさの半導体・AI関連銘柄の値下がりに注意したい。
4)日経平均寄与度上位5銘柄の推移 (1)2/12、日経平均▲10円安、寄与上位5銘柄▲362円安 ・寄与上位5銘柄 寄与上げ額 株価上げ幅 アドバンテスト ▲231円安 ▲865円安 リクルート ▲56 ▲555 TDK ▲37 ▲73 東京エレクトロン ▲20 ▲200 ベイカレント ▲18 ▲525 合計 ▲362
(2)2/13、日経平均▲697円安、寄与上位5銘柄▲536円安・占有率▲76.90% ・寄与上位5銘柄 寄与上げ額 株価上げ幅 ソフトバンクG ▲343円安 ▲427円安 リクルート ▲65 ▲649 ファナック ▲45 ▲269フジクラ ▲42 ▲1,255 ネクソン ▲41 ▲608 合計 ▲536 ・値がさ・半導体・ハイテク関連株に売りが目立つ。
●3.キオクシア、2026年3月期純利益+5,137億円、+88.7%増、市場予測上回る(ロイター)
●4.電通、2025年12月通期の純損益▲3,276億円の赤字、海外事業不振で無配(共同通信)
1)海外事業で▲3,961億円。●5.日産、2026年3月期最終損益▲6,500億円の赤字、2期連続の巨額赤字(読売新聞)
■IV.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)
・1893 五洋建設 業績好調 ・2607 不二製油 業績好調期待 ・7011 三菱重工 業績堅調(防衛・エネルギー・造船)執筆者プロフィール
中島義之 (なかしま よしゆき)
1970年に積水化学工業(株)入社、メーカーの企画・管理(財務含む)を32年間経験後、企業再生ビジネスに携わる。現在、アイマックスパートナーズ(株)代表。メーカーサイドから見た金融と企業経営を視点に、株式含む金融市場のコメントを2017年から発信。発信内容は、オープン情報(ニュース、雑誌、証券リポート等々)を分析・組み合わせした上で、実現の可能性を予測・展望しながらコメントを作成。http://note.com/soubatennbou
