兄「人間は魂が抜けたら肉体はただのモノでしかない…」死後2ヶ月…弟を突然亡くした兄の想いとは。

YouTubeチャンネルで『死後２か月の特殊清掃　弟を突然亡くした兄の思いとは..。』というタイトルの動画が公開された。メモリーズ代表取締役社長の横尾将臣氏は、弟を突然亡くした兄の経験についてお話を伺った。動画の中で兄は、「人間ってのは、魂が抜けたらもう肉体はただの物でしかない」と述べ、特に身近な人間を失った時の感情の動きや死生観について深く言及した。

兄は弟の死の際の様子を振り返り、「管理人からの電話を受けたとき、すでに心の中では覚悟を決めていた。」と述べ、弟の突然の死がいかに衝撃的であったかを語った。「弟の場合は瞬間的なもので、苦しむ時間もなかった」と、見えない心理的な苦しみの中で弟が亡くなったことへの理解を示した。

また、長年の介護の末に亡くなった母親との思い出にも触れ「弟は30年母と一緒にいたのに、認知症の介護が終わり、その存在がなくなったことが弟にとっての大きなショックだった」と心境を明かした。弟が「早く母親のところへ行きたいと話していた」という言葉が弟の行動を決定づけたのかもしれないと推測した。

動画の最後には、「弟の気持ちの救いは、本人が言っていた母親のところに行きたいという希望が叶ったことだが、思い残すこともあっただろう」と、兄としての複雑な心情を吐露した。そして、悲しみと理解、そして家族としての思いを横尾氏なりの言葉で締めくくっている。