【採点寸評|FC東京】質の高いインナーラップでチャンスを再三演出した中村がMOM!D・オリヴェイラは完璧なパスで2点目をアシスト[J1第1節 FC東京2−0浦和]
【PHOTO】FC東京の出場16選手&監督の採点・寸評。気の利いた動きで中盤を引き締めた小泉。安部はチームに躍動感をもたらす
前半は浦和が強度の高いプレスを仕掛け、FC東京は選手が流動的に動きながら対抗する。30分にFC東京はCKのこぼれ球に反応したバンブーナガンデ佳史扶がシュートを放ち、39分には浦和が大久保智明のスルーパスを受けたブライアン・リンセンがチャンスを迎えたが、共に得点はできず。スコアレスで前半を終える。
さらに、FC東京は74分に追加点をゲット。アダイウトンの浮き球の縦パスを、相手を背負った状態で受けたディエゴ・オリヴェイラが反転してスルーパスを出す。これに反応した渡辺凌磨が、ダイレクトで右足を振ると、相手に当たって軌道が変わり、ゴールニアサイドに決まった。
2点ビハインドとなり、反撃に出る浦和だったが、FC東京の堅守を前に決定機を作れず。FC東京が完封勝利で、悲願の初優勝に向けて好スタートを切った。
▼FC東京のチーム採点「6.5」
チーム全体が間延びした印象の前半は良い形でシュートに持ち込めない一方、カウンターを食らって失点しそうな場面も。松木玖生のプレースキックからゴールに結びつく匂いもなく、フラストレーションが溜まった45分間と言えた。
しかし、東慶悟をベンチに下げ、トップ下に安部、ボランチに松木と小泉慶を配置した後半(前半の布陣はフォーメーションを参照)は、安部の躍動したプレーをきっかけに攻撃にリズムが生まれた。1点目、2点目とも意図した崩しからのゴールで、それは今季チームとして目ざす方向性を示したものでもあった。
個人で目を引いたアクションは、両サイドバックのアグレッシブなプレー。右の中村帆高、左のバングーナガンデはともに攻め上がりの質が高く、とりわけ、深い位置まで切り込んで相手の焦りを誘った中村の出来は特に素晴らしかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
