北京に向けて桃園空港を出発する国民党の夏立言副主席(右)

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(桃園空港中央社)野党・国民党の夏立言(かりつげん)副主席(副党首)が8日、訪中した。同党が6日に発表した報道資料によると、夏氏は17日まで滞在し、中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の宋濤主任と面会するという。

夏氏は昨年8月にも訪中。同党は北京や上海、南京、武漢、重慶、成都などを訪問すると説明した。出発前に台湾メディアの取材を受けた夏氏は、中国に住む台湾の同胞に引き続き関心を払い、台湾の多くの中小企業や農漁業関係者、旅行業、学校などが直面している問題を伝え、解決をしたいと語った。

また国民党は野党であり、中国側と交渉や協議をする権力はないと強調。できることは関心を払い、情報を伝えることだとした上で、政治の話をすることはないと語った。

中国の気球問題を受けてブリンケン米国務長官が訪中を取りやめた直後というタイミングで訪問することについては、対話による意思疎通を増やすことが世界各国の一致した見方だとする考えを示し、ブリンケン氏はやはり早急に中国へ行くことを願っていると指摘。国民党は自分のペースで歩むとし、わたしの中には中華民国、台湾の利益しかないと述べた。

習近平国家主席と面会する可能性については否定したが、中国側がセッティングした場合は拒否しないとした。

また前回の訪中では双方を結ぶ直行便の増便や就航地の増加、中国が輸入を取りやめた台湾産農水産品を巡る問題の解決を訴え、一部は成果が現れていると指摘。台湾の人民に良いことであれば、県や市、党の垣根を超えて、喜んで意思疎通すると述べた。

(呉睿麒/編集:齊藤啓介)